2014年9月12日金曜日

楽しい富士登山@武蔵境

先日、市民カレッジ「富士山信仰」の最終回で、武蔵境にある神社の境内にある富士山に登ってきました。

この神社は杵筑(きづき)神社▼といって、出雲の出雲大社の親戚にあたる神社です。


神社はJR中央線の武蔵境駅から5分くらい歩いたところにあり、近くにはイトーヨーカドーや三菱東京UFJ銀行などの大きなビルが立ち並んでいるところです。
そんなところにまさか富士山があるとは信じられないですよね。


神社の詳しい説明は次回にお知らせするとして、まずはここの富士塚のことを説明したいと思います。

この富士山は「境富士」と呼ばれています。

高さは7、8メートルくらい。3階建ての建物くらいの高さですが、盛り土でできているそうです。

外観はこんな感じ。
こんもりとしたお山という感じですね。


市民カレッジの受講生が、講師の先生の説明を受けているところです。


手前にはみそぎをするための池がありました。
昔の人は富士山に登る前には身を浄めるために水に入っていたのです。
これは河口湖のつもりのようです。


この橋を渡ります。

鳥居のふもとにあるのが、富士山登山口です。
小さくて、可愛いわ。


細い山道を登っていくと、すぐに三合目になりました。


階段を上っていきます。
この黒い土は、本物の富士山から運んできた溶岩とのことでした。
トラックもない時代、どうやって運んできたのでしょうね。

講師の先生によれば、大きな溶岩は船で運んでいたとのことでした。
そして、その後は大八車に載せ、それを人力や馬に引かせたというお話でした。


するとすぐに八合目という標識に辿り着きました。


もう頂上に着きました。

頂上には、小さな祠がありました。
写真では大きさは分かりませんが、ちょっと大きめのテレビくらいの大きさでした。
柏手を打って参拝しました。

これで富士山に登ったことになりました。


ゆっくりとしていたかったのですが、頂上は蚊が多くて大変。
じっと立っていると刺されそうなので、さっさと降りることにしました。

降りるときは別の道から降りて、こちらの橋を渡って戻りました。


これで江戸時代の人と同じ体験ができたわけです。

地元からバスで30分くらいのところに、こんな富士山があったとはね!

面白い体験でした。


この神社の境内には、他にも数多くの建物や石碑などがたくさんありました。
「なんでもあり」の神社でした。

(この項、続きます)







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