お天気の良い日で、中庭にはバラの花が咲き乱れていました。
ここで、みなさんと集合。
美術館に入る前に、歴史資料室というところで、まずは講師の建築家の先生のお話を聞きました。
ここは1894年(明治27年)に、日本政府が招聘したイギリス人のジョサイア・コンドルという建築家によって建てられたものです。
赤レンガが特徴で、「クイーン・アン様式」というそうです。
模型を前にお話をされているところです。
この建物には、なんとレンガが230万個も使用されているのだとか。
そのレンガの積み方によって、イギリス式とフランス式があるそうですが、これはイギリス式とのこと。
また屋根はスペイン産のものを使っているのだそうです。
建てられたのは1894年ですが、その後、老朽化のために1968年(昭和43年)に解体されました。
その後、40年あまりの時を経て、コンドルの原設計に則って同じ地によみがえり、2010年にリニューアルオープンされています。すべて、明治当時の製図を元に建てられています。
このビルは、当初は縦割りのテナントビルであり、三菱系列の会社が、縦割で利用していたそうです。
外へ出て、建物をあちこち見学。
免震構造がどのようになっているとか、そういう話でした。
外にある階段も、地震に耐えられるような対策が取られていました。
昔の人は足が小さかったため、階段の奥行きが今よりも狭くなっていました。
その後は、こちらのミュージアムカフェ▼を見学。
カフェの天井も、重厚な内装のままです。
以前は銀行の営業室として利用されていたので、このような窓口もそのまま再現されています。
この丸いカーブのところで、お金の受け渡しをしていたのですね。
そしてようやく中の展覧会に入ることになりました。
「ワシントン・ナショナル★ギャラリー展」▼が開かれていて、ルノアール、マネ、モネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホなど、アメリカが誇る印象派の絵が展示されていました。
中庭を眺めたところですが、逆光になってしまいました。
今回の展示品は、,名古屋のボストン美術館で見た▼のと同じ世代のような作品展でしたが、小さな絵が多く飾られていました。
ただし、あまり私の趣味とは違っていたので、ざーっと見て、途中で失礼しました。
団体で絵画の鑑賞をするのは、無理があるでしょうね。
美術館のスタッフの方に写真を写していただきました。
次回の市民カレッジは、座学で、「東京近郊の美術館」という内容です。
千葉や埼玉にもよい美術館がありますね。
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この日の装い。
かなり暑い日だったので、少しでも涼しそうに見えるように白っぽい絣です。
(ボストン美術館に行った時と同じ着物)
美術館の中は、毛布の貸し出しをしているほどひんやりと寒かったのですが、外部の見学時間が多くて、暑かったですね。
久しぶりに「ろっこや」▼のニューヨーク帯を締めてみました。
とても、素敵な美術館ね。一度行ってみたいと思っていました。
返信削除市民カレッジにこんな楽しい講座があるんですね。としちゃんの向学心を見習って、私も今度申し込んでみようかしら。でも、当たらないとダメなのよね。
マサさん、この辺りは三菱村というか、三菱関係の建物ばかりのところです。
返信削除新しいビルの中で、この赤レンガ造りの建物は異彩を放っていますね。
ここは一つ一つのお部屋が狭くて、私は割に好きな美術館です。
市民カレッジは、最近は割と当たる確率が高いようですよ。それに座学ばかりだと眠くなってしまうので、外へ出る講座のほうが楽しいのです。