「大人の散歩 3」▼の続きです。
鎌倉大仏を見物した後は、観光客の少ない光則寺(こうそくじ)というところに行ってみました。
入り口に、光則寺というお寺の名まえの由来が書かれていました。
それは鎌倉時代に、北条時頼の家臣であった宿谷光則(やどやみつのり)という人がいて、彼は日蓮上人の弟子である日朗(にちろう)というお坊さんを幽閉しました。
ところがその後、光則は弟子の身の上を案じる日蓮さんの心に打たれ、次第に日蓮宗に心を寄せるようになりました。
そして光則は心を入れ替えて、日蓮宗に帰依して、自分のお屋敷にお寺を建て、そこを光則寺と呼んだそうです。
ふーむ、光則寺というのは、「みつのり」さんという人の名まえだったのですね。
現在の本堂は慶安3年(1650年)に建てられたそうです。
ここにはいろいろと名物もありました。
上記の日朗というお坊さんが監禁されていた土牢もあります。
「雨ニモ負ケズ」で有名な宮沢賢治の石碑もありました。
彼は法華経の信者さんだったそうです。
へー、それは初耳でしす。
植物もいろいろと見るべきものも多く、春にはしだれ桜や、カイドウの花がきれいだそうです。
今は蓮の花が咲いていました。
なかなか緑豊かで、落ち着いた感じのお寺でした。
この近くには鎌倉文学館や吉屋信子記念館もあるそうですが、歩き疲れたので、今回はパスしてして駅に向かいましました。
江ノ電の長谷駅は、木でできていて、レトロな感じ。
そうそう、江ノ電と言えば、昔、中村雅俊が出ていた「俺たちの朝」(でしたよね?)を思い出しますよね。
今は電車はこんなふうにカラフルになっていて、ちょっと昔のイメージとは違っていました。
そして鎌倉まで戻って、JRを乗り継いで帰宅しました。
夏の名残の鎌倉散歩でした。
鎌倉は他にも見所がたくさんあるので、またいつかゆっくりと出かけてみたいですね。
鎌倉に行くきっかけを作って下さった、ゆめこもんさん、どうもありがとうございました。
(この項、おしまいです。)
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