このイベントは、kimono熱さん▼に教えていただき、一緒に出かけました。
彼女とは、ある着物イベントで出会い、同じ沿線に住んでいることから、それからは一緒に結城まで出かけたり、お直し教室に出かけたり、国展に出かけたり▼しています。
彼女は、私と違って、反物の銘柄や産地のことなど知識が豊富で、とても頼りになる方です。
本来は、鈴木紀絵さんと、小島貞二さんのお二人のトークだったのですが、鈴木さんがお怪我をされて、小島さんのワンマンショーとなりました。
お二人は一緒にインドへ旅行へ行ったりするような気の置けない間柄だそうです。
小島さんは、お父様が染色作家であり、、また、人間国宝だった芹沢銈介さんがお隣に住んでいたこともあり、自然と型絵染作家になっていったようでした。
まだお若い頃は、マッチ箱の模様なども作っていらっしゃったというエピソードも伺いました。
型絵染はかなり気の遠くなるような作業なのだそうですが、一人前になるには、工夫と個性が大切だと力を込めて話されていらっしゃいました。
切り抜いた型や下絵も用意されていて、また染める色の元になる鉱石も見せていただきました。
これらの細かく石を砕いていくと、それぞれ黄色や朱色、青などになるのだそうです。
小島先生のお土産として、今年の国展に出された作品の絵葉書をいただきました。
実は、下の写真は今年5月の国展の様子ですが、その背景に、この実物が飾ってあるのがお判りでしょうか。
左の方に見えますね。
また小島先生は、インドの染織にも造詣が深く、こちらはインドで入手されたターバン用の布だそうです。
この長い布を細く折り畳み、そして頭の形の型に巻いて作り、帽子のようにして、それを頭にかぶせて使うのだそうです。
お話を聞いた後は、お店にある型染の着物や帯をいろいろと拝見させていただきました。
ユニークな絵柄や、動物の絵柄の帯もたくさんありました。
「ぶんぶく茶釜」を描いた帯も楽しい帯でした。
ただ、私はあまり具象的な模様よりも、抽象的な模様の方が好きなので、すぐに手にしたいと思うものはありませんでしたが、眼の保養をさせていただきました。
他のお客様は、かなり熱心にご覧になり、購入された方もいらっしゃったかもしれません。
この後は、近くの「はし本」というおばんさいやさんへ行って、ランチとなりました。
ちまちまと10種類くらい、おばんさいが盛り付けられていました。
この後は、表参道まで移動して、別の着物作家さんとお会いすることになりました。
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この日の装い。
まだ暑い日が続くと思って、薄手の単衣にしました。
帯は、以前、かわの屋さんで買った黒に白い水玉模様の帯です。
お店の店員さんも覚えていて下さいました。
先日、高円寺のイベント▼で買ったクレイアートの帯留をしてみました。
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