ちょうど1週間前のことになりますが、奈良と京都に出かけてきました。
「奈良・京都」というと、大昔の修学旅行が思い出されますが、今回の目的地は、まさにその修学旅行で半世紀前に訪れた法隆寺でした。
あれは中学校の修学旅行だったのか、あるいは高校の時だったのか、今となってはさだかではありませんが、行ったことはたしかです。
夢殿を見学したことをなんとなく覚えています。
なぜ今、法隆寺なのかというと、昨年末、「仏教新発見」という週刊誌が発売されて、その創刊号が法隆寺特集だったのです。
この号は、通常580円のところ、サービス価格で280円でした。
またJR西日本の「うまし うるわし 奈良」▼のコマーシャルも良く見かけていて、特に新宿駅の地下道には大きなポスターが貼ってあったので、嫌でも目についてしまいました。
その法隆寺ですが、奈良市内からは意外と遠いのです。
今回はJRで行ったのですが、京都から「みやこ路快速」という電車で奈良まで行き、そこから「大和路快速」という電車で法隆寺駅まで行き、そしてバスに乗っていくのです。
法隆寺駅ではこんな幟がお出迎えをしてくれました。
「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
正岡子規の俳句ですね。
修学旅行の時は団体バスで行ったはずなので、法隆寺の位置がよく分かりませんでしたが、地図で確認すると、法隆寺は奈良市内からは南西の方角にあたるところにあります。
私は法隆寺駅からバスで行こうと思いましたが、バスはすでに出発してしまい、次のバスを待っているよりも歩いた方が早いというので、寒風の中を20から30分ほど歩いて行きました。
そしてこの松林の中を進むと、ようやく法隆寺が見えてきました。
1月下旬の平日なので、観光客はほとんどいませんでした。
シーンとしていて、身体がきりりと引き締まるような感覚でした。
さて、それでは法隆寺の中へ入っていくことにしましょう。
(この項、続きます)
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