法隆寺に着きました。
大きな石に、「日本最初の世界遺産」と彫られていました。
法隆寺は、購入したガイドブックによれば、1993年12月に世界遺産として登録されたそうです。
法隆寺の印象は、
「広い」
「大きい」
「すごい」
といった感じでした。
「すごい」というのは、いろいろなお宝が至る所にあり、本当に仏教美術の宝庫のようだ、という意味です。
法隆寺は3つの地区に分かれていて、西院、大宝蔵院、東院となっていますが、それぞれの敷地内にいくつもの施設があり、3つの地域がかなりの距離で離れているので、全部歩くとなるとずいぶんと時間がかかります。
こちらはパンフレットに写っていた西院を上から眺めた風景ですが、西院だけでこれだけの建物があります。
中門、金堂、五重塔、講堂、経同、鐘楼などがありました。
手前が中門で、後ろに見えるのが五重塔です。
中門は門とは思えないほど重厚な建物でした。
五重塔は高さ約31メートル、中には聖徳太子のお墓があるのだとか。
屋根のひさしのそり具合がみごとでしたね。
境内を掃除していた方に写真を写していただきましたが、写真撮影を頼まれることが多いのか、とてもお上手でした。
背景には、五重塔もぴったりと収まっていますね。
こちらは金堂。
とても立派な建物でした。
ご本尊が安置されているそうです。
金堂には金銅釈迦三尊像がいらっしゃいました。
もちろん撮影禁止なので、この写真は絵葉書を写したものです。
飛鳥時代の代表的な仏像だそうです。
なんとなく、にこやかに笑っていらっしゃるお顔でした。
こちらは壁画です。
昭和24年に火災に遭い、再現されたものが保存されていました。
お次は大宝蔵院に向かいました。
ここは本当にお宝がたくさんある近代的な建物でした。
平成10年に建てられたということです。
木造だそうですが、2メートル以上あり、とにかく大きくて立派でした。
ほれぼれするようなお姿でした。
百済の仏師が作ったものだそうで、すんなりとした身体でした。
玉虫厨子。
歴史の教科書などでも見ていましたが、これも実物で見るとびっくり、ものすごく大きいのです。
2メートル以上ありました。
かつては玉虫の羽が輝いていたそうです。
何が入っているのか気になりました。
その後は東大門を過ぎて、東院伽藍にある夢殿へ。
八角形の姿は、有名ですね。
東院は聖徳太子の住いだったとか。
ざっと散策しただけでも、たくさんの建物や仏像と出会うことができました。
それらが、度重なる自然災害や戦争や騒動にもめげずに、これまで存続できたというのは驚きですね。
1300年以上の昔のものに出会えたというのは、幸せなことでした。
法隆寺には多くの建物がありましたが、私がどうしても行ってみたいと思っていたのは、そのお隣にある中宮寺でした。
(この続きはまたね。)
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