2016年3月9日水曜日

第20回記念公演 調布市民歌舞伎

調布市民歌舞伎▼は調布市民が演じる歌舞伎ですが、年に1回公演され、今年で第20回目だそうです。


本職の歌舞伎役者さんの指導のもと、本物の大道具・小道具が使われ、また衣装やかつらもプロの手によるものなので、もはや市民レベルを超えていると思います。

現在は、10歳から86歳まで28人の団員で演じていらっしゃるそうです。


今回の出し物は、「絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場」という明智光秀の話。

武士の甲冑姿が立派でしたね。
若い嫁の役をしたのは、中学3年生の女子だそうですが、可憐で美しかったのが印象的でした。
将来が楽しみな方でした。

また浄瑠璃と三味線は、本職の方が登場していたので、迫力がありました。

もう一つの出し物は、「弥栄(いやさかえ)調布賑」というお芝居と口上を合わせたもの。

20回記念公演に合わせた内容で、「調布座」という芝居小屋を舞台にしています。

これは指導者の中村芝喜松(しきまつ)さんが、特に調布市民歌舞伎のために台本を書いてくださったものです。

私は以前、市民カレッジで芝喜松さんから歌舞伎の講義を受けたことがありますが、芝喜松さんは、現在も老女役などで歌舞伎座の舞台に立たれていらっしゃる役者さんです。

20年間も市民を指導されてきた功績は、素晴らしいものですね。

また今年の秋には中村橋之助さんが襲名披露をされるときに、一門の役者さんは同時に襲名されるそうで、本当に喜ばしいことですね。

下の写真の左に写っていらっしゃる方ですが、これはかなり前のお写真のようです。


このような文化的な活動が続いたことは、市の援助も大きかったと思いますが、こういう文化的なことに税金が使われるのは、市民の誇りでもありますね。

会場では、多くの知人と出会うことができました。

中でも、以前、FMラジオで一緒に番組を制作していた人たちとの再会は懐かしく、その中のおひとりの方と一緒に夕食をとりました。


実は私たちのラジオ番組でも、市民歌舞伎をインタビューしたことがあるのですよ。

また歌舞伎の手話通訳を担当されている手話サークル「くすのき」の皆さんも番組に出演されました。

その時の音声がホームページ上に残っていますので、お時間がありましたら、お聞きください。

  市民歌舞伎 音声▼

  手話サークルくすのき 音声▼





2 件のコメント:

  1. マサ3/09/2016

    私も何年か前に市民歌舞伎を観たことがあるのですが、もう20回にもなるのですね。
    あのときは、たしか隣の席に市長が座っていました。

    出演者の年齢は幅広いのね。10歳にはビックリ。頼もしいです。
    たくさんの知り合いの方々に出会えるのも嬉しいですね。
    お話も弾んだことでしょう。

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  2. マサさん、20回も続けるなんて、ほんとにすごいと思います。
    それに以前よりも腕が上がっていると感じました。
    舞台装置や衣装もとても立派でした。
    年齢層も幅広く、本当の歌舞伎の世界に入った若者もいらっしゃるそうですよ。
    こういうことに税金を使うのなら、大賛成だわ。

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