今回は小説だけではなく、写真本や漫画なども取り上げてみました。
気軽に読めるものばかりです。
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林 真理子著 「綺麗な生活」
この人の著書はほとんど読んでいますが、とても内容が濃いものと、そうではないものの差がよくみられます。
こちらはどちらかというと後者のもの。
30歳の独身女性(美容整形のクリニックで受付のような秘書のような仕事をしている)の恋愛事情を描いたものです。
彼女の自分の母親(50歳代)がつきあっている男性の息子(20歳代)と付き合い出してからのあれこれを綴った小説です。
その彼氏は世にも稀なほど美しいのですが、小説の後半では彼が事故に遭って、その美貌が崩れてしまいます。
それからの彼女はどう振る舞うのでしょう。
女性の深層心理に迫った内容ですが、読後感はあまり良くないですね。
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宮尾 登美子著 「きものがたり」
これは小説ではなく、着物好きな宮尾さんのタンスの中を開けて写真に撮り、それらの着物について、ご自身で解説したもの。
授賞式などで着用された豪華な訪問着から、気楽な普段着まで。
いったい着物を何枚お持ちになったか分からないほどのたくさんの着物がありました。
ちりめん浴衣と書いてあります。着心地満点だそうです。
ナデシコのお花がとても可愛らしくて、私もこういうのがあったらなと思います。
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お次も着物関係ですが、内容は漫画です。
近藤 ようこ著 「あしたも着物日和」
漫画家の近藤ようこさんという方が、いかにして着物にはまり、そしていろいろ困難なことに立ち会ったり、疑問を持ちながら、着物に対しての眼を肥やしていくという実体験に基づいた漫画です。
とても分かりやすくて、「そうそう!」と共感しながらページをめくりました。
この方の描く着物姿の自画像がとてもゆったりと着物を着ていて感じがよく、一度お会いしてみたいものだと思います。
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現在読んでいるのは、こちら。
村上龍著 「55歳からのハローライフ」
これは「13歳のハローワーク」とタイトルは似ているのですが、こちらは小説です。
中年の男女が主人公の話が5つ載っています。
テレビドラマにもなったそうですね。
離婚した後、再婚相手を求めて結婚相談所に通う54歳の女性の話、
早期退職をしてキャンピングカーで夫婦で旅行三昧が夢だったのに、奥さんには拒否されてがっくりする58歳の男性の話、
64歳の長距離ドライバーの老いらくの恋の話、
など、結構面白く読んでいます。
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