先日、青山にある伝統工芸館に行ってきました。
今回の展示は名古屋の伝統工芸品でした。
「技者」と書いて、「わざもん」と読ませるお祭りでした。
玄関に設置されたこちらの祭提灯も名古屋の伝統工芸品だそうです。
提灯は折りたたみができるのが利点ですが、江戸時代には、蝋燭と共に左右の着物の袂の中に入れて、夜分出かけるときに携帯していたそうです。
まるで懐中電灯のようです。
提灯作りの実演も拝見しましたが、一つ一つ手作りなので一度にたくさん制作することができず、お盆の前などとてもお忙しいというお話でした。
会場には、名古屋友禅、瀬戸物、仏壇、組子、有松絞、桐箪笥、桶などいろいろと展示されていいました。
尾張七宝というのもとてもきれいでした。
名古屋黒紋付染の武田和也さんに案内していただきましたが、このお洒落なお姿をご覧ください。
着物には「和」という書をあしらってあり、またカラフルな紅型が足元を飾っていました。
この足袋はそのうち商品化されるかもしれないとのこと、私も履いてみたいなと思いました。
こちらは「まり木綿」さんの手拭いです。
若い女性がお二人で作っているそうですが、とてもポップで明るいですね。
以前、有松に行ったとき、こちらのお店を訪ねていましたが、その時よりも商品の種類が増えたような感じがしました。
このお店では、カラフルな地下足袋も作っていました。
こちらは武田さんのコーナー。
美しい発色の帯揚げ、やはり欲しいな。
でもどの色にしたらよいか、迷いますね。
着物だけでなく、いろいろなところとコラボして、現代風な作品も作っているとのことでした。
名古屋はお菓子の製造でも有名なところで、こんな懐かしい駄菓子もありました。
鈴カステラです。
子どものころ、よく食べていたのを思い出しました。
会場では、名古屋からかけつけた職人さんたちが、それぞれの商品を熱心に説明されていました。
型友禅の職人さんから、染め上がった布を見せて、「どこが継ぎ目が分かりますか」と聞かれましたが、まるで分かりませんでした。
それでも継ぎ目には合印の○があり、よく見ると、ようやく継ぎ目が見えてきました。
1ミリとずれていないのはさすがです。
ほんとうに職人技だと思いました。
名古屋提灯の前で写していただきました。
海外に住む妹にこの提灯をお土産にしてあげたいと思いましたが、税関でひっかかったらなんと説明しようかと思うとちょっと悩みますね。
海外の人に、「伸び縮みできるランプ」と説明して分かるかしら。
名古屋の伝統の品が集合した「わざもん」衆祭は、5月25日まで、伝統工芸青山スクエア▼で開かれています。
実演もあるので、見るだけでも楽しいですよ。
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