2016年6月12日日曜日

熱海五郎一座 「ヒミツの仲居と曲者たち」

今月の新橋演舞場は、三宅裕司座長率いる「熱海五郎一座」のシリーズ3回目でした。


私はこの手のお芝居を見たのは初めてですが、こういうのは東京喜劇と呼ばれるそうです。

ざっくりと説明すると、熱海にある老舗旅館と、大きなホテルの対立のお話。

登場する男性陣は、テレビでお馴染みの渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、深沢邦之、それに「笑点」の新司会者となった春風亭昇太。昇太さんは女装をして女将役でした。

女性陣はこれまたテレビで有名な松下由樹、ミュージカル女優の笹本玲奈という二人がゲストとして出演していました。

松下さんは殺陣をしたり、タップダンスをしたり、歌を披露したりと大活躍でした。
私はふだんはテレビをめったに見ないので、松下さんのことはそれほどよく知りませんでしたが、着物も似合うし、いろんな役柄ができる方なのだと思いました。

風刺を効かせた台詞で、お客さんは喝采を送っていました。

STAP細胞の彼女、号泣議員、ささやき女将などの話などで笑いを誘っていましたが、何といっても面白かったのが、このお芝居には神奈川県知事が熱海に若い女性とお忍びで出かけるというシーンがあり、賄賂を貰っていたことで辞職してしまうお話。
それがあまりに現実とマッチしていていて、お客さんは大喜びでした。

台本が作られたのは2月の時点だったそうですが、その後の東京都知事のお粗末ぶりが暴露されてしまったので、その都度、台本を書き換えたそうです。
作り物の舞台よりも、現実の方が先を行っているという感じでしょうか。

またお芝居そのものよりも、最後の舞台挨拶のほうがずっとおもしろかったですね。
さすがタレントと言われる人たちは、おしゃべりが上手です。
この日は、昼の部だけだったので、終わった後も余裕があったせいか、ずっとトークが続いていて、お客さんは大喜びでしたね。

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この日の装い。

雨マークが出ていたので、シルジェリー着物にしましたが、結局、雨は降らず傘も邪魔になった日でした。


シルジェリーは本当に快適です。
帰宅してから洗濯機で洗いましたが、すぐに乾いてしまいました。
私は性格上、なんでもすぐに洗濯したがるタチなので、洗える着物は性に合っているようです。

黄色の帯は、大きな花柄です。

叔母の遺品の帯締めがちょっと可愛らしいので、気に入っています。





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