海外に行っていると、着物に対しても大らかな目で接することができるような気がします。
それでも、父方、母方の両方のおばたちからたくさん夏着物や夏帯をいただいたので、夏にはそれらを着まわしていました。
こちらの藍色の着物はよく着ましたね。
どんな帯にも合うので重宝しました。
麻の着物は、汗をかいたらすぐに洗えるので、気持ちいいですね。
こういう昔の着物はとても着やすいのですが、それでも新しい着物も着てみたくなります。
着物を着るようになると、いただき物の着物、呉服屋さんで誂えた着物、骨董市で求めた着物など、どんどん増えて行ってしまいました。
ただし、よく考えてみると、私の場合はほとんどが普段着で、おまけに旅行することが多いので、訪問着や上質な着物よりも、扱いやすい着物のほうが自分に合っている、ということがだんだん分かってきました。
それでこれからは自分で洗えるもの、しわになりにくいもの、軽いものを中心に、そして色のきれいなものを着ていこうと思います。(地味なものは、いただき物が十分ありますので)
今のところ、気になっているのは、ストライプのデニム着物と、ポリのちりめん着物。
先日、日本橋で開かれた「きものサローネ2016」▼で、その実物を見てきました。
サローネも、去年まではあちこち目移りして見ていましたが、今回は重点的に廻ったので、表紙の撮影コーナーがあったのも気づかないほどでした。
実物を見て、確かめようと思ったのは、二つのお店でした。
こちらは、店主さんが着ていらっしゃった都粋▼オリジナル備後デニム着物。
(写真はfacebookよりお借りしました)
デニム着物は、普通のブルーのは持っていますが、やや重いのと、衿がばち衿なのでなかなか乾かないことが難点でした。
でもこちらのデニムはとても軽いし、広衿なのですぐに乾くというお話でした。
細いストライプならどんな帯にも合いそうですよね。
(写真はfacebookよりお借りしました)
まだサンプルしかなかったのですが、きれいな色なので、着たらウキウキするだろうなと思わせるものでした。
ピンクのお花も、目立たないところに配置すれば、おばあさんでもいいのではないかしら、と思います。
着物を増やす時には、収納スペースの問題もあるし、終活も考えなくてはいけないので、これからは生活パターンに合っている着物、そして気分がハッピーになる着物だけを選んでいこうと思います。
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日本橋のユイトを後にして、高島屋までずっと歩いて行きました。
かなり暑くなったので、私の好きなかき氷が食べられるお店を探していたのでしたが、残念ながら見つかりませんでした。
それで結局、新宿の「追分だんご」屋さんまで戻って、かき氷をいただきました。
お団子屋さんなので、さすがにあんこがおいしいです。
上にも下にも、たっぷりあんこが入っています。
お店には80歳過ぎぐらいのおばあさんが、それぞれ一人でかき氷を召し上がっていらっしゃいました。
こんなお年になっても、新宿まで来て、かき氷を食べるなんていいな、と思いました。
着物を着るようになって7年もたつのですね。
返信削除すっかり板についています。私も着付けを習って少しだけ
友人?ができて、皆着物に対する考え方が違うので面白いです。
その人がどういう生活をしたいかによるのですね。
私は日常着としても着たいのですが、まだなかなかそこまでは。
やっぱり特別なものとなってしまいます。それで工芸的なものが
好きです。
予算も使ってしまったので、これからは持っているものをまず着なくては
と思っています。
今一つある夢は自分で型染めした帯を締めること。今日地元の染の工房の
教室に申し込んできました。一年後には帯のコースに行けるとのことです。
カンカンのおばあさまの夏着物、とても素敵でしたよ。
返信削除やはり昔の人が着ていたものは、いいなぁと思いました。
自分で染めたものを帯にするなんてすごいですね。
いつかその帯を締めたところを拝見したいものです。