「ほうとう不動」という大きなほうとう専門店に連れていかれました。
ほうとうは、武田信玄が戦いの時に食べたと言われていますね。
それで店内には鎧兜が飾られていました。
ここは以前は酒蔵だったようです。
今でも日本酒やワインも販売されていました。
今回は公民館主催のバスツアーなので、ランチは自分で支払うものだとばかり思い込んでいましたが、それも会費に含まれていました。
公民館、太っ腹です。
それにしても超ビッグなほうとう。
直径は25センチくらいあったでしょうか?
当然のことながら、全部は食べ切れませんでした。
その後は、「富士山世界遺産センター」▼へ。
内心、あまり期待はしていなかったのですが、行ってみると、とても興味深いところでした。
このセンターは今年の6月22日(3年前に世界遺産に認定された日)にオープンしたばかりの新しい施設です。
入場券にはコノハナサクヤ姫のスタンプが押してありますが、富士山にある浅間神社に祀られている女神です。
ここは、富士山の自然、信仰、登山、文学などいろいろな面から富士山について学んだり、様々な体験ができるというところでした。
山梨県立の施設なので、山梨県の広報誌にも掲載されていました。
施設内はどこでも写真撮影OKなのですが、あまりに内容が盛りだくさんで、迷ってしまいます。
こちらは山口晃さんという画家の描いた壁画です。
実物はとても大きくて、写真には写りきれないので、ごく一部です。
鳥瞰図のようで、とても雄大で素晴らしいものでした。
こちらは葛飾北斎の富嶽三十六景。
一番の見ものは、千分の一という大きさの富士山の模型でした。
和紙のような材質で作られているのでしょうか?
光と音によって、富士山の色が美しく変化しました。
赤い富士は、夕焼けをイメージしているのかしら。
こちらは幻想的な美しさでした。
面白かったのは、「3分でわかる富士登山」というビデオ。
富士山は普通に登ると10時間くらいかかるそうですが、それを早送りにして見せてくれました。
高いところに行くにしたがって、生えている植物がだんだん変わっていき、最後には岩ばかりになって、そしてようやく頂上に辿り着くという内容でした。
自分で頂上まで登ったような感じになりました。
こちらは動画や音声を生かした展示です。
私は以前、「富士信仰」という市民カレッジ▼を受けていたのですが、その時に先生に教えていただいた内容がいろいろとよみがえってきました。
昨年は、実際に一泊二日の富士講のツアーを実施したそうです。
最新技術も取り入れてあり、ここはもっとゆっくりと滞在したいと思いました。
こちらはセンターの外観です。
秋の空が素晴らしくきれいでした。
展望広場から見たリアル富士山。
河口湖畔で、一日、美しい富士山をたっぷりと堪能できました。
富士山は大きく見えたり、小さく見えたり、とても不思議な山でした。
世界遺産の名に恥じないように、いつまでも美しい山であることを祈っています。
中央高速道路で戻りましたが、帰路のほうがお天気が良く、ちょっともったいなかったですね。
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