2017年1月28日土曜日

創作浄瑠璃ライブ@築地

先日、歌舞伎義太夫三味線奏者・野澤松也さんのライブに行ってきました。


会場は築地のお寿司屋さん「江戸銀」の二階の大広間でした。
ここは「築地演舞場」という名前でいろいろな活動をされているようです。

最初の演奏は、松也さんの創作浄瑠璃「天晴桃乃鬼退治」(あっぱれもものおにたいじ)。
つまり昔話「桃太郎」のお話をアレンジしたものでした。
気持ちよさそうに歌っていらっしゃるところです。


演奏中はスペシャルゲストの≪必殺切り絵職人≫百鬼丸さんが参加されて、演奏後にはこのような切り絵が出来上がりました。
左下に小さな桃太郎が見えます。


その後は、松也さんが三味線にまつわるお話をしてくださいました。

またご本人と三味線とのかかわりもお話していただき、興味深くお聞きしました。

松也さんは、国立劇場の第一期文楽研修生となるため、広島から東京まで16歳で単身上京されたそうで、その時は三味線以外にも歌や人形遣いも習得されたそうです。

もう一つの演目は、福原鶴十郎さんの小鼓、福原鶴十紫さんの大鼓、永田悠貴能さんのお筝が加わって、「花競四季寿~萬歳」(はなくらべ しきのことぶき〜まんざい)というおめでたい曲でした。


会場は超満員。
さすがに着物着用率が高いですね。
私は前から2列目に座っていました。


(写真は、facebookより拝借しました)

松也さんと鶴十郎さんの楽しい掛け合いが続いた後に、アンコールの「吉野山」をお二人で演奏しました。
こちらは鶯の鳴き声を出している場面です。


お二人とも歌舞伎座などあちこちの舞台にご出演されて大活躍なのですが、遠く離れた舞台からではなく、目の前すぐで演奏していただけるのは、嬉しいですね。


(こちらもfacebookの写真です)

演奏の後には、江戸銀さん特製のお食事会がありましたが、私は京都から戻ったばかりだったので、失礼しました。

いつものことながら、日本橋きもの倶楽部の皆様にはお世話になりました。
司会もとても深い教養が感じられて、面白く聞かせていただきました。

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この日の装い。

前日、京都の弘法市で千円で買ってきた無地の着物をさっそく着てみました。


仲居さん風にならないように、帯揚げと帯締めは派手な水色にしてみました。
この帯揚げも、京都のお土産です。

このままだとちょいと堅苦しいので、世田谷ボロ市で手に入れた羽織を着てみました。


こちらは300円。

ということで、とても安上がりな組み合わせでした。

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