今回で平成28年度の市民カレッジ「美術館建築」のまとめは最終回です。
最後は「東京近郊の美術館」でした。
まずは真鶴町立中川一政美術館▼。
画家は長生きの方が多いのですが、中でも中川一政さんという方はとても長寿で98歳まで生きていたそうです。
中川さんは最初は文学で目立った活躍をされ、その後、絵画に進まれた方です。
ここは真鶴にある美術館で、かつては中川さんのアトリエだったそうです。
周りは自然公園になっています。
この美術館を設計したのは、柳沢孝彦さんという方で、初台にある新国立劇場(オペラシティ)も手掛けた方です。
石を使った建築が特徴なようです。
1888年築です。
次は郡山市立美術館▼。
こちらも柳沢孝彦さんの設計です。
安達太良山までを一望できる丘陵地にあります。
この方は、建築物は周囲との融合が大切であるということをモットーにされていたそうで、緑の山とよく合っていて、四季折々の風景を楽しめるそうです。
1992年築です。
そして最後は宇都宮美術館▼でした。
こちらは「うつのみや文化の森」公園の中にあります。
宇都宮市制100周年を記念して1996年に建てられました。
岡田新一さんという方の設計です。
この方は、最高裁庁舎や警視庁庁舎なども手掛けています。
この美術館には、栃木県の特産である大谷石を使用しています。
これまで美術館に行くときは、展示の内容だけしか気にしていませんでしたが、その建築家の人生などについて学ぶと、建物にも目が行くものですね。
また建築家の癖というか、趣味というか、四角い建物が好きな建築家、カーブを多用した建物が好きな建築家がいるのだと思いました。
そしてメインの建物だけではなく、周囲の環境とマッチさせることが大切なのだと思います。
今回の美術館は3館とも東京からはちょっと遠くて行きづらいのですが、何かの機会があれば訪れてみたいところです。
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この日の装い。
いただきものの紬。
冬の間にはよく登場する暖かい着物です。
いただきものですが、寸法もぴったりで、ほんとうに着やすい着物です。
帯はBerry工房さんのピンクのレース帯。
帯揚げを水玉模様にして、ちょっと遊んでみました。
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