東京の世田谷区には、「等々力渓谷」という23区唯一の渓谷があります。
渋谷から電車で20分くらいで到着するところですが、ここが東京のど真ん中とは思えないほど静かで涼しいところです。
大井町線の「等々力」駅を降りて、南口からほんの少しだけ歩きます。
セイジョー石井の隣にある「等々力渓谷入り口」という看板を曲がると、下へ向かう階段があるので、これを下ります。
すると、すぐ目の前には渓谷が広がっています。
上を振り返ると真っ赤に塗られた橋があります。
これが「ゴルフ橋」です。
かつて昭和の初め、この近くに広大なゴルフ場があったので、ゴルフ橋と言われるそうです。
現在の橋は昭和36年(1961年)に架けられたそうです。
このあたりは足元には矢沢川が流れていて、両側には木が生い茂っているので、狭い道を落ちないように歩きます。
等々力渓谷の全長は1キロほどでしょうか。
川の水量は、多いところや少ないところなど、さまざまでした。
ここはかなりたっぷりと水が流れていたところです。
岩場でちょっと一休み。
「等々力不動尊」がありました。
ここには、糸のように細い「不動の滝」が流れていました。
かつては轟轟と流れていたのでしょうか。
この不動の滝の音が鳴り渡り「轟いた」ので、「とどろき」という名前がついたと言われています。
この近くに甘味屋さんがあるのですが、時間が早かったのでまだ閉まっていました。
このお店にはまた帰りに寄ることにして、もう少し歩いて日本庭園まで行きました。
お庭にはミカンの木がたくさん植えられていました。
青い実がなっていましたよ。
ここは昭和36年に建てられた書院とお庭がありました。
かなり古い建物だと思ったのですが、まだ半世紀くらい、私よりも若いのでした。
(この項、続きます)
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