構想を練るのに2~3か月かかり、また花器を作るのにも時間がかかったのだそうです。
大きくて、とても立派でした。
写真では分かりにくいのですが、黄色のレンギョウや、ピンクの乙女椿が可愛らしかったですよ。
他にも春にふさわしい作品がたくさん並んでいました。
春を呼ぶチューリップや桜や菜の花も、ちょうどよく咲いていました。
花器もすてきなものがたくさん。
写真にはありませんが、花を剣山を使わずに、木の枝などに挟むようにして立てたものもあり、驚きでした。
こちらは会場の入り口にあった緑だけの生け花。
すっきりしていて素敵でした。
主催者の真蘭さんは、展示されているお花の位置や向きにも、あれこれと気を使われていました。
さすがに、ちょっと直すだけで、全体の表情が変わってきました。
会場には生徒さんや、お仲間がたくさん見えていて、真蘭さんがみなさんに慕われている様子が良く分かりました。
真蘭さんは、お母様が池坊の先生でいらっしゃいましたが、お若い時はそういう世界には反発されていたそうです。
でも草月流の生け花にご自分の道を求めて、40年以上のベテランになりました。
ホテルやデパートなどの、多くの人の目に触れる広い場所での展示にも関わっていらっしゃりました。
今では多くの生徒さんを指導されています。
最近、ちょっと体調を崩されたと聞いていたので心配していましたが、いつも通りお元気で何よりでした。
白大島と、水色の帯揚げですっきりと着こなしていらっしゃり、とても素敵でした。
かなりスマートになられて、私のデブさが目立っています。
お花を見た後は、無料体験教室を受けてみました。
ピンクのカーネーションを選びました。
草月流の基本である「立真型」というのを教えていただきました。
真・副・控というように生けるのだそうです。
真剣な表情のところを、写されてしまいました。
なぜか、にんまりしています。
お弟子さんが指導してくださり、なんとか出来上がりました。
ドラセナの葉は、長すぎるものはくるりと曲げて、ホッチキスで留めました。
材料を家に持ち帰り、生け直してみましたが、ちょいと違うかもね?
でもお花があると、家の雰囲気も明るくなりますね。
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この日の装い。
お花の展覧会を見るので、着物や帯は花柄は封印しました。
知人のお母様が着ていらっしゃった無地っぽい紬です。
帯はなんとなく熊谷守一の画風を思い出させるような、黒い縁取りのある抽象模様です。
この日はとても寒かったのですが、お花を抱えて帰宅して、心身共に暖かくなりました。
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