2018年4月16日月曜日

着物・小物収納の秘訣

昨日は、「日本橋きもの倶楽部」▼にお邪魔しました。


こちらでは、いろいろなコーナーがあります。
今回の出店は、こんな布陣です。


こちらは、秩父銘仙や、アンティーク着物を扱っているお店。
着物と帯の組み合わせが、なかなか素敵でしたよ。


今回は、「着物や小物の収納の秘訣」というパネルディスカッションがあるので、参加してみました。

5人のパネラーのみなさまが、ご自分の収納の方法を写真などを用意されて、説明されていました。
それぞれに工夫をこらしていてました。
◆なんでも吊るして収納するのがお得意な方。
◆4人家族の着物を、それぞれきちんとたとう紙に収納している方。(帯も着物用のたとうしで保管)
◆洋服はすべて処分して、和服だけで生活している方。
◆小さなお子さんがいる中で、着物生活をしている方。
◆数百枚(?)の着物や帯は、すべて透けるケースに入れて保管している方。
という方たちが、お話してくれました。

内容は、小物の収納、帯の収納、着物の収納などと、テーマ別にお話されました。
帯締めの収納方法だけをとっても、フックに吊るす方、房をバラバラにならないようにして保管している方、折りたたんでケースに入れておく方、などそれぞれでした。

着物を吊るして収納する実演もありました。
跡が残らないピンチをうまく利用されていました。


私は雑な人間なので、きちんときれいに折りたたんで、たとう紙に入れる、というやりかたは苦手です。
そういうことをやっても、きれいなのは初めのうちだけです。

そんな私ですが、探す時間を短縮するためにやっていることを、ちょっとだけご紹介しますね。
私の場合は、高級な着物や帯は持っていないので、とてもラフなやり方です。

着物の収納は、私の部屋(かつて和室だった6畳を洋室に変更)の押入れを使っています。
押入れの上段はポールがついているので、そこは主に羽織やコート、(それとハンドバッグなど)を吊るして収納しています。また季節外の着物なども、ここに置いてあります。
押入れの下段には、2種類の透ける収納ケースを置いています。
一つはちょいとお洒落な着物用に使っているケースで、着物を半分に畳んでしまうのに、ちょうどよい長さのものです。
もう一種類は、引き出し式のケースで、ここには普段着と帯をしまっています。
普段着は袷、単衣、夏着物、浴衣というように分類していますが、袷は布別(紬系、柔らかもの、ポリ着物)に分けています。
それぞれ、普通に畳んだものを、袖が折れないように3分の一くらいの長さにして、しまってあります。

また帯(名古屋帯)は、邪道だと怒られるかもしれませんが、お太鼓の部分がちゃんと出るように畳んで、残りの部分は普通に畳んでいます。
つまり二部式帯の感覚ですね。
いわゆる正式な畳み方ですと、収納に場所を取るので、このように小さくしています。
そして色別に分けて、やはりクリアケースに入れてしまっておきます。
白、黒、青、赤、その他(茶色とか黄色、紫など)に分けてしまってあります。
なお、夏帯は別のケースに入れてあります。

また半巾帯は、グルグル巻くか、たたむかして、別のケースに入れて、立ててしまっています。

襦袢は二部式が多いので、スーツなどをかけるハンガーを利用しています。
上の部分には半襦袢をかけて、下の部分(ピンチがついているところ)には、裾よけを折りたたんで吊るしています。
つまりお店で売られているのと同じ状態にしておきます。
これは、最近やりだしたのですが、上下がバラバラにならずに、一番探しやすい方法だと思いました。

小物(足袋、半襟、帯揚げ、帯締め、帯留、その他もろもろ)は、普通の整理ダンスの引出しに分類して入れていますが、ここはかなり頻繁に整理しないと、すぐにぐちゃぐちゃになってしまいますね。

着物の雑誌などを見ると、ラップの芯を利用するとか、いろいろなアイディアも紹介されていますが、私はどうも長続きしませんね。
なるべくシンプルな方法の方が、性に合っていると思います。

また使わない着物や帯は、なるべくリサイクルするようにして、手元に置かないことが一番でしょうね。

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この日の装い。

朝のうちは、雨風が強かったので、よほど洋服にしようかと考えましたが、次第に晴れてきたので、三河の木綿着物にしました。
色が飛んでいますが、黄色、青、緑などのストライプです。


帯は叔母が使っていた緑と黄色の両面帯です。
ウッドビーズの帯締めをしてみました。

この日のテーマは、「蝶」の着物などを身につけることになっていましたが、私は生き物は苦手なので、蝶の絵柄の入った着物や帯は手持ちにありませんでした。
それで困ってしまったのですが、以前、染めの展示会に行った時に、お土産でいただいた半襟に蝶が描かれていたことを思い出して、慌てて縫い付けました。
こちらです。


使わないので処分しようかと思っていた半襟ですが、思わぬところで役立ちました。

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