毎月1回参加している、「源氏物語を原文で読む会」▼もだいぶ読み進んできました。
いつものように、美しいローズティーを飲みながら、主宰者のSさんに源氏物語の解説をしていただきます。
今回は「須磨」の巻を読み終えました。
光源氏が須磨に左遷されて、侘しい住まといで都の人々を思い出しては泣いている、というところです。
お友達の頭中将がやってきて、一緒に楽しいひと時を過ごしたりしています。
また明石の入道が、彼の娘をなんとか光源氏に気に入っているもらおうとするあたりです。
実は私は、明石のころのお話はあまり好きではありませんでした。
都で蝶よ花よという日々を過ごしていた光源氏が都落ちした場面ですが、なんとなくピンと来なかったのです。
ただし、モノの本によれば、紫式部が書いた源氏物語は、この場面がスタートだったという説もあるそうです。
当時の人にとっては、都と兵庫県ではかなりの隔たりを感じていたのでしょうね。
登場人物の中では、明石の入道の奥さんの気持ちが一番よく分かりますね。
「華やかな都から来た人に、うちの娘が釣り合うわけはない」と率直な感想を述べています。
これがフツーの感覚でしょうね。
会場の造花屋さん「オロール」の前に立つ、Kさん。
写真では道行に隠れてしまいましたが、すっきりとした帯が素敵でした。
私も単衣着物に合う帯を探しているのですが、いまだに良いのが見つかりません。
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この日の装い。
写真がぼけていますが、大島紬風の藍色の単衣です。
ちょっと南国風の名古屋帯を合わせてみました。
藍色×辛子色は、日本人の肌にはマッチするのでしょうね。
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