2018年7月16日月曜日

歌舞伎鑑賞教室「日本振袖始」

昨日は国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に行ってきました。

内容は、「歌舞伎のみかた」という解説と、「日本振袖始―八岐大蛇と素戔嗚尊」のお芝居でした。
毎月開催されている歌舞伎鑑賞教室ですが、今月で94回目だそうです。


まずは歌舞伎初心者さん向きのレクチャーがありました。
今回の解説は若手の坂東新悟さん。
分かりやすくて、なかなか面白い解説でした。
お芝居のストーリーもざっくりと説明していただいたので、すんなりと歌舞伎の世界に入ることができます。

「日本振袖始」は、日本神話を元にしたお芝居です。
それを近松門左衛門が書き下ろしたもの。
ヤマタノオロチが登場する分かりやすいストーリーと、立廻りもあって、歌舞伎が初めての方にも楽しんでいただける演目でした。


可憐な稲田姫、美しい岩長姫、そして大蛇と素戔嗚尊の派手な立廻りなど、歌舞伎ならではの華やかで迫力に満ちた舞台でした。
とくに大蛇に変身した岩長姫が、8人も登場して、ヤマタノオロチとなるところは、面白かったですね。
出演は岩長姫に中村時蔵、素戔嗚尊は中村錦之助、稲田姫は坂東新悟でした。

新悟さんは解説の時とは打って変わって、可憐な女形でしたが、これからきっと伸びる人だと思いました。顔が小さくて、すんなりと美しいお姫様姿でした。

それと竹本の浄瑠璃が迫力ありましたね。
舞台の両脇に、唄が表示されていたので、目で追いながら演奏を楽しめました。


半蔵門の国立劇場へ行ったのは、ちょっと久しぶりでしたが、駅の様子が変わっていました。
改札口のところには、こんなタイル壁画がありました。


また今までは地上へ出るには、1番出口のコンビニ横の狭い階段を上って行ってたのですが、今回は6番という出口ができていて、エスカレーターで上に登れました。
楽ちんでした。

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この日の装い。

36度にもなるという気象庁の予報では「危険な暑さ」でしたが、やはり着物で行くことにしました。
というのは劇場でじっとしていると、洋服では寒くなりすぎてしまうのです。

きもの交換会でいただいてきた極小サイズの絽の着物。
ちょっと変わった水玉模様です。


帯は高幡不動の骨董市で、元気なおばちゃんから買ったもの。
シルバーのお月様のような○が気に入っています。


いやいや暑い日でしたが、劇場と電車の中が冷房が強かったので、着物で助かりました。
それと今回はFB友達から「保冷剤を使うと良い」というアドバイスをいただき、保冷材持参で出かけましたが、それもとても役立ちました。

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