先日、女流講談師・神田蘭さんの高座に行ってきました。
これは「レビュー講談」というだけあって、普通の講談ではなく、歌あり、踊りあり、漫才あり、という斬新な内容でした。
会場は日本橋三越店の6階にある三越劇場。
ここは、長唄の会でよく訪れる場所です。
開演前の様子です。
風格がありますね。
まずは前座があり、そしてバンドを後ろに控えての蘭さんの歌のコーナー。
この時の蘭さんは、白い豪華な着物姿でした。
バックバンドもかっこよかったですね。
そしてお次の講談は、お相撲さんのお話。
これを聞いていると、蘭さんが貴乃花ファンだということがよく分かります。
他にも現役のお相撲さんの話題がたくさん出てきて、相撲界の裏話も聞くこともできて、みんな大笑いでした。
この時はピンクのお着物姿でした。
お次は漫才。
ナイツのお二人でした。
その後はがらりと変わって、なんとドレス姿で、プロのダンサーと組んでラテンダンスを披露されたのでした。
きびきびとしていて、情熱的で、かなり本気の踊りでしたよ。
蘭さんはきっと頑張り屋さんなのだろうと思います。
そして最後は、私のお目当ての上村松園さんの講談でした。
松園さんは京都生まれの明治の女流画家ですが、女性で初めて文化勲章をいただい方でもあります。
宮尾登美子さんの小説で有名ですね。
私は松園さんの絵が大好きなのですが、舞台には大きな額に入った「序の舞」と「母子」が並べられていて、驚きました。
この時はちょっと変わった着物姿でした。
着替えだけでも大変だったでしょうね。
こちらは、受付の場所のかかっていたタペストリーです。
かっこいいですね。
会場にはいろいろな世代のファンがいました。
初めて講談を聞くという方もいらっしいましたが、きっと蘭さんの講談を聞いて、講談好きになったことだろうと思いますよ。
楽しませていただきました。
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この日の装い。
会場には着物姿のお客様もチラホラいらっしゃいましたね。
こっくりした色の小紋にしました。
模様に見えるのは、絞りです。
奈良のリサイクル着物屋さんで、千円でゲットしたモノ。
帯は白×シルバーの名古屋帯。
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