(うちお一人は男性)
先生と、お若い助手の方がお二人で教えていますが、とてもユニークな教え方をされているので、何かの参考になるかと思い、ちょっと書き留めておきます。
(母の俳画シリーズ 椿の花かしら?
「桶の盥 涼しけり」と読めますが、となると椿ではおかしい?)
これまで先生の振りを見たり、見ないで何回も踊るお稽古をしてきましたが、今回はまずは二人一組になって、そのうちの1人が踊り、もう一人はその振りを見て、おかしいところや間違えたところ、あやふやなところなどを注意する係りになる、というお稽古をしました。
これは、踊る方も真剣になりますが、見ているほうもけっこう大変でした。
つまりちゃんと振りを分かっていないと、どこが間違えたところなのかが、分からないからです。
他人に客観的に見てもらう、というのは、よい訓練になると思いました。
もう一つの方法は、みんなが輪になって、そして輪の中心を向くのではなく、背を向けて立ち、そこで踊るという方法でした。
つまり、人の振りを見えない状況にして、自分の力だけで踊るというお稽古をしました。
これはカンニングもできないので、ちょっと不安になりましたが、力が付く方法だと思いました。
このように、日舞の先生はいろいろとお稽古の方法を変えて、教えてくださいます。
そしてこれはどんな趣味にも言えることだと思うのですが、先生の踊りの方針は、「他人にちゃんと伝えられるようになると、ようやく、その人の身に付く」ということでした。
これは私も良く感じることです。
私が毎日、つたないブログを書いているのも、見聞きしたことや、読んだこと、教えてもらったことなどは、その時は感激しても、そのままにしておくと、すぐに忘れてしまうのです。
それで、何とか文字に起こして、他人様が見てもちゃんと意味が通じるように記述することによって、それが自分の実になると思っているからです。
「分かった」と思うことと、「伝えられるだけの理解ができた」ということは、格段の差があると信じています。
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この日の装い。
だいぶ前に「銀座着物大市」で買った2000円くらいの銘仙です。
レンガ色と黒の模様が市松になっています。
なんだか妙な模様ですが、古臭いような、斬新にも見える柄ですね。
そして、八掛けの色が、鮮やかな黄緑色、というのも珍しい。
帯は、大和骨董市で見つけた、黒に赤などの輝く色が混じったもの。
ちょいと生地が柔らかいので、形がピシッと決まらないのが難点です。
「キモノモダン」▼の福袋に入っていた落ち着いた朱色の三分紐と、帯留めを使ってみました。
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