まずは、西武デパートで開かれている「樹木希林 遊びをせんと生まれけん展」▼へ。
入り口には、「内田裕也さんのご冥福をお祈りします」という黒枠の張り紙が出ていました。
普通の展覧会とは異なり、撮影OKでしたので、気に入ったものを少し写してきました。
私にとっては樹木希林さんは、お若い頃のテレビでの老け役の印象が強いのですが、年を取ってからは映画出演が増えてきたのですね。
映画のコーナー。
私は希林さんの映画はあまり見ていませんが、「日日是好日」には、若い着物友だちも出演していたので、そのスチール写真を写してきました。「東京タワー」もよかったな。
ご家族と一緒のところや、素敵なご自宅も公開されていました。
こだわりのあるセンスの良い空間でした。
白洲正子さんの邸宅のような雰囲気でした。
愛用の車は、別館の1階に置かれていました。
着物や洋服。
ドレスも、昔の着物をリメイクしたものが多くありました。
デザイン画もありましたが、ご自身が気持ちよく着られるような工夫がたくさん描かれていました。
私が気に入ったのは、吉永小百合さんとのツーショットの写真です。
お二人とも同じくらいのお年だと思いますが、これで小百合さんが亡くなってしまったら、ほんとうに昭和はなくなってしまうだろうと痛感しました。
KILINワールドに溢れた展覧会でした。
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その後は、狂言を見るために、セルリアンタワー▼へ。
41階建ての超高層ビルです。
ここは東急のホテルが入っています。
ゴージャスな雰囲気でした。
少し早く到着したので、ロビーでのんびりしました。
大きなお花がとてもきれいで、少し早いお花見ができました。
能楽堂は地下にありました。
清潔感に溢れたところでした。
入り口までの犬矢来がとても美しくて、すっきりとしていました。
席は自由席でしたが、満席。
狂言ファンの方、多いのですね。
第1回「狂言やんや座」が始まりました。
「やんや座」は、「やんややんやの拍手喝采」というイメージで名付けたのでしょうね。
狂言のおうちの善竹大二郎さん、そして野島伸仁さん、川野誠一さんの3人がタックルを組んで打ちあげた「やんや座」の初演でした。
狂言のおうちの善竹大二郎さん、そして野島伸仁さん、川野誠一さんの3人がタックルを組んで打ちあげた「やんや座」の初演でした。
まずは最初に舞台でご挨拶がありましたが、この段階で笑いが巻き起こりました。
というのもサブタイトルに「あぢむらの~」とありますが、これは『狂言の内容である「砂糖」「なす」「ネギ」の3種類の味にムラがあるという意味ではない』と説明されたからです。
「あぢむらの~」は枕言葉で、「騒ぐ」という意味をもつ、とのことでした。
最初は「附子(ぶす)」
これは有名な狂言ですね。
笑い転げました。
次は「那須」
那須与一のお話でした。
一人4役を熱演されていました。
最後は「禰宜山伏(ねぎやまぶし)」
これにはまだ10歳という若いお弟子さんが登場しましたが、とても可愛らしかったです。うちの孫を思い出しました。
最後には3人が登場されてご挨拶。
これも珍しいことだそうです。
とても楽しくて、お客様もみなさん、大満足されたと思います。
野島さんと川野さんは狂言のご家庭ではない出身だそうですが、狂言にかける熱意がよく伝わってきました。
どれだけお稽古を積まれたことだろう、と思いました。
また師であるお父上の善竹十郎さん、お兄様、いとこ様との共演も息があっていて、さすがだと思いました。
会場の入り口では、足袋屋さんが出張販売をしていました。
私のような小さい足の足袋はなかなか売っていないのですが、さすがにありました。
お値段も格安で、ラッキーなお買い物ができました。
「皆中(かいちゅう)」▼という会社で、ネット販売もしています。
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この日の装い。
「太郎冠者」のような格子の着物にしました。
狂言の時には、これを着て行きたいと、前々から考えていたのです。
ただし、実際の狂言では、もう少し大きめの格子の装束でしたが。
身幅のサイズが少し大きかったので、背中にシワが寄っています。
帯は、さとさんからいただいた博多織の帯。
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