2019年8月24日土曜日

日舞と長唄三味線の会

昨日は、地元のホールで地元の日舞連盟主催の長唄鑑賞会がありました。


私は日舞も長唄三味線もどちらも関わりがあったので、出かけてみました。
会場には、かつて教えていただいた先生方や、一緒にお稽古をした仲間もたくさんいらっしゃり、楽しんできました。


初めは長唄の生演奏で、日舞の「菖蒲浴衣」。
これは以前、日舞を教えていただいた先生が踊りました。
3人で踊られましたが、みなさん、素敵な着物にそれぞれ菖蒲などの模様の帯を角出しに結んでいて、見ているだけで涼しげでした。
ちょっとお酒に酔った様子などがとても色っぽくて見事でした。

演奏は、「東音会」▼の方でした。
ちなみに「東音会」というのは東京藝術大学卒業生がメンバーの会で、いわゆる芸名(名取名)ではなくて、「東音○○○子」のようなお名前で出演されている方々です。

その後は長唄演奏でした。
お唄が一人、三味線が2丁、それに笛という構成で、3曲演奏されました。
「胡蝶舞」(昭和7年、 山田抄太郎作曲)
「五条橋」(明治30年代、13世杵屋六左衛門作曲)
「秋の色種」(江戸時代後期、10世杵屋六左衛門作曲)

昭和初期の曲、明治の曲、江戸時代の曲と、それぞれに特徴のある長唄でした。
「胡蝶舞」は低音三味線という少し大きめの三味線との演奏でした。
この曲は、「東音会」を設立した山田抄太郎先生の作曲だそうで、三味線の曲というよりも、モダンな感じがしました。

演奏の後は、三味線体験のワークショップでした。
参加者は、若いヤンキーっぽい人たち、国際交流会の関係の外国人の家族や、若い留学生、いろんな方がいらっしゃいました。


全部で20名くらいだったでしょうか。
初めて三味線を触って、弾いてみるという体験でしたが、私の知人も参加したので、一緒に見学していました。

最初から「ほたるこい」の演奏をするというので、ちょっと驚きました。


それでもみなさん、数回練習すると、なんとか弾けるようになっていました。
その後は「さくら」にも挑戦していました。
私の知人も、楽しそうに弾いていましたよ。


少し前のことになりますが、私が生まれて初めて三味線を習った時は、まず正座の仕方、構え方から教えていただきました。
その後は音を出すにしても、一の糸(解放弦)だけをずーっと何回も弾く、というパターンでした。
その後は三の糸だけ、二の糸だけを弾くお稽古をして、メロディーを弾いたのは、ずいぶん時間が後になってからでした。
たしか、最初の曲は「うさぎ うさぎ 何見て跳ねる」だったと記憶しています。

みなさん、三味線体験には満足されたようで、何よりでした。

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この日の装い。

蒸し暑い日でしたし、それに夕方からの会だったので、浴衣にしました。
数年前に、地元のイベントの時に、ゆめこもんさんから安く買ったものです。


帯は半巾ですが、この帯は古いものなので幅が狭くて、私のようなチビにはちょど締めやすいものです。
現代の半巾帯は、私には幅が広すぎて、お腹に食い込んでしまいそうです。


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