先日、江戸文化歴史検定関係の文化講座を受けてきました。
タイトルは「物語でたどる江戸⇔東京八景」です。
会場は日比谷図書館の中にある「日比谷コンベンションホール」でした。
シルバーパスを利用して、都営三田線の日比谷駅で下車したのですが、日比谷公園では「ヒビヤビアガーデン」というのを大々的にやっていて、あちこちビールやおつまみのテントだらけ。
サラリーマンや若い女性がビール片手に大混雑していました。
それでちょっと迷ってしまって、会場に到着するまで時間がかかりました。
後で分かったのですが、日比谷図書館は、日比谷駅で降りるよりも、次の内幸町で降りたほうがずっと近道だということでした。
講師は、去年と同じく、歴史アイドルの堀口茉純さんという若い女性です。
観光バスのガイドさんのようにして登場しました。
今年の検定は「江戸百景めぐり」から出題されるというのですが、実は私はまるで勉強していなくて、今年の受験はパスしようかなと思っています。
それでも江戸の名所めぐりは楽しそうなので、講演だけは聞いてみようと思って参加しました。
まずは江戸という地域の限定からお話されました。
江戸といっても時代によりその地域がバラバラですが、1818年の幕府の公式見解では、
東 中川まで
西 神田上水の関口まで
南 目黒川 品川宿まで
北 千住大橋まで
この範囲を指すのだそうです。
ということは、新宿とかは江戸ではなかったわけで、当時は本当の田舎だったのでしょうね。
江戸八景として8か所を取り上げていました。
1 千住大橋 松尾芭蕉の「奥の細道」のスタート地点と言われています。
2 品川宿 海が近いのが特徴で、化け猫遊女伝説があります。
3 鈴ヶ森 八百屋お七の処刑場として有名です。
4 隅田川 花火、お月見、雪見、花火など、当時の一大アミューズメントでした。
5 吉原・浅草寺 エンタメ街
6 愛宕山 都内最高地点で、江戸を一望できた場所。出世の階段とも呼ばれている。
7 平川門(江戸城の通用門) 春日局、江島などの話
8 浜御殿(浜離宮) 将軍が利用した船着き場。吉宗のゾウも葬られている。
それぞれエピソードを交えてお話されました。
一つ一つの話は、私も知っているような内容でしたが、それを浮世絵と合わせて、面白く説明されたのは、やはり努力と才能があるのでしょうね。
楽しい講演会でした。
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この日の装い。
とても涼しい日でしたので、単着物にしました。
着物交換会でいただいたものです。
青紫のような地に、小豆色と白の桔梗のような花が織り込まれています。
帯はだいぶ前に購入した「ふだんきもの杏」▼の麻の葉模様の半巾帯。
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