2019年10月21日月曜日

興味は変わる?

このブログは、2年前の2017年12月に書いて、ずっと「下書き」状態になっていたものです。
今回は、それに元にして、現状を少し書き足してみました。
よく小説のあとがきに、「加筆修正」という文言を見ますが、そういう類です。

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これまで長い間生きてきて、興味の対象が変わるというこということに気づくようになりました。
それは年と共に変化するのですから、不思議なことではないのですが。


子どもの頃の興味の対象というのは、きっと親の影響が大きいのでしょうが、私が育った頃は昭和30年代で、まだみんな生活にゆとりもなく、趣味とか興味というものには、誰も関心を持っていなかったような時代だと思います。
それでも母が手芸好きだったので、小さいころから、母の使った用具を利用して、編み物や刺繍などを楽しんでいました。

その後は、学校の友人や先生の影響、そして付き合う人の影響、職場での影響も当然ありますね。

興味の対象が一点集中主義の人もいると思います。
電車のことに詳しい人、星のことについては専門家肌の人、特殊なジャンルの音楽や映画、ただひとつだけのスポーツに熱中する人など、一つのことに集中している人も多いことでしょう。

そういう人は羨ましいですね。

私の場合、昔からこれといって得意なことがなく、専門性がなくて、進学を考えるときも、これではプロの道には進めない、と自分で思っていました。
良いふうに解釈すれば、広く浅く、まんべんなく対応できるということかもしれませんが、その分、得意ジャンルがなかったのです。
成績表もその通りでした。
5や1が混じっているような人には、決してなれませんでした。

大学で学んだ分野も、何の役にも立たない「社会学」というジャンルで、おまけに大学紛争の時代だったので、たいして勉強しないで卒業してしまいました。

その後は教育分野に関係する仕事や、理系の研究の補佐的仕事に関わっていましたが、とはいえ、専門的知識はなく、今にして思えば、よく仕事が務まったものだと思うばかりです。

その頃の趣味と言えば、読書とエアロビクスだったでしょうか。
通勤時間に読む小説は私の友でしたし、週2回のエアロビはとても楽しい時間でした。
エアロビは出産などの中断もありましたが、ほぼ40年近く続けています。


そんな年月を過ごしてきましたが、還暦を過ぎたころから、急に三味線を習い始めたり、着物を着始めたりして、興味の対象も変わってきました。
自分でもどうしてだか分かりません。

そして古希を迎えた現在、ひょんな出会いから、俳句というものに出会いました。
もっとも私が作る俳句は「なんちゃって俳句」でして、ちっとも高尚な世界ではありません。
それでも外を歩いていても、何か題材になるものはないかと思ったり、自分で考えた上の五の句、下の五の句を入れ替えたりして、一人で楽しんでいます。

三味線と着物と俳句があれば、これであと10年くらいは、楽しめるかしら、なんて思っていますが、急にばったり行くかもしれません。

かなり記憶力が低下しているので、これから新しいことを学ぶには、あまり難しいことは無理でしょう。
でも、やはりこれまで通り、広く浅く、そして未知のことを知りたいという意欲だけはあります。

やりたいことができるうちはやってみたらよいかな、と思っているところです。


2 件のコメント:

  1. まぁ、としちゃん、俳句をやっているんですか。
    素晴らしいですね。
    100歳になっても、足腰が弱くなっても、楽しめると思います。
    そういう意味で、私は短歌の通信講座の受講を続けています。
    講師の添削が戻ってくるのが待ち遠しくて、郵便箱を覗く楽しみが増えました。
    お互い、細々と長く続けましょうね♪

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  2. マサさんが短歌をされているということは、前にもブログで拝見しましたが、
    その後も続けていらっしゃるのですね。
    添削つきというのは、ちょっとドキドキしますね。

    私の俳句は、なんちゃって俳句で、小学生並みです。
    でも言葉遊びも楽しいですね。
    このブログの一番下の「あなたが忘れないために」というところに
    リンクを貼っています。お暇でしたら、覗いてみてください。

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