先日は、市民カレッジでした。
今回の内容は、こんど鑑賞する能楽についての解説でした。
講師の山井綱雄先生の金春流の定期能の鑑賞です。
その時は、場所を変えての講座です。
みんな揃って、国立能楽堂に集合して、能と狂言を見るのです。
金春流は、自前の能舞台がないので、国立能楽堂を借りてするということでした。
まず、能の順番は「神」「男」「女」「狂」「鬼」である、という説明がありました。
今回の出し物も、その順番に演じられます。
最初の「御裳濯」(みもすそ)は、裳裾を濯いだことが、伊勢神宮の川の名前に由来するというお話のようでした。
この能は、現在は金春流でしか演じられていないそうです。
次の「羽衣」はお馴染みの能ですね。
三保の松原の漁師・白竜が、松に掛かった美しい衣を見つけて、そこに天人が現れ、衣を返してほしいと懇願します。
そして天人は舞を舞い、衣を持って天へ昇って行くというお話です。
もう一つ「藤戸」という能もあります。
これは平家物語が元になった、反戦の能だということです。
面がちょっと怖いですね。
狂言は「鞍馬参り」だそうです。
お昼過ぎに集合して、解散は夕方5時過ぎという予定です。
けっこう長時間ですね。
眠くならないかな。
先生はいつものように熱く語られました。
そしてご自身が演じられた能のビデオも見せていただき、見せ場などを教えていただきました。
これだけ事前学習をしておけば、眠くならないかしら?
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