2020年1月9日木曜日

シルバーパスで山種博物館へ

山種美術館▼には、美しい日本画がたくさん所蔵されていて、私の好きな美術館です。

これまでは、いつもJR恵比寿駅から歩いて行っていました。
ゆっくり歩くと、10分以上かかるところです。

先日は、寒くて雨が降りそうなお天気でした。
それで、渋谷からもバスで行けることを思い出して、シルバーパスを利用してバスで行ってみました。
國學院大學の次の停留所で下車して、いつもとは反対方向の場所から入館しました。


今回のイベントは「広尾会館10周年記念特別展」▼ということで、私の好きな上村松園の作品がたくさん見られます。


芳香が漂ってくるような、気品ある美しい作品が展示されていました。

ありがたかったのは、作品が描かれた年代と共に、作者の当時の年齢が表記されていたことです。
それによると、松園さんは60歳を過ぎたころから、一段と素晴らしい作品を手掛けていたことが分かります。
説明では、「美人画で一番難しいところは眉だ」と書かれていました。
流れるような美しい眉ですね。
私は、髪の毛の生え際のぼかし加減が好きですね。


また今回の展覧会には、鏑木清方や伊東深水といった、美人画の巨匠たちの作品も展示されていました。
うっとりするような美しい女性たちがたくさんいました。

美術館の入り口には、竹内栖鳳の猫が床にいました。
この方は、松園より10歳ほど年上の画家です。

私の足と握手しているようでしょ。


山種美術館は、いつも着物割引があります。
着物を着ていると、団体料金で入館できるようになっています。

ここの和菓子も見事なのですが、正月太りを解消しないとならないので、ぐっと我慢しました。

この日は、美術館へ行く前に新宿でちょいと野暮用があり、その後、珍しく外食をしました。
ベトナム料理をいただきました。

ここは、去年の6月に京都に行った時にも利用したベトナム料理屋さん▼のチェーン店でした。
京都と同じように、ホテルの2階にありました。


生春巻き。


ベトナムチキンカレー。


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この日の装い。

私は比較的、大島紬などの着物が着やすくて好きなのですが、今回は松園さんの絵画に敬意を表して(?)、柔らかい綸子のような着物にしました。
赤紫というのでしょうか?
黄色と水色の絞りの模様が入っていて、好きな着物です。


だいぶ前に奈良に旅行に行った時、奈良町のリサイクル品店で千円で見つけたものです。
小さいサイズなので安かったのかもしれません。

帯は、Berry工房さんの白いレース帯。


この帯は、どんな着物にもマッチするので、愛用しています。

2 件のコメント:

  1. 匿名1/10/2020

    私はまだあまりシルバーパスを活用していないのですが、最寄駅の近くを歩いていたら
    上野行きのバスが動いていたり、山手線内はバスが結構時間がかからないかもしれませんね。
    すべてのバス路線図が欲しい。
    いつも愛用の帯素敵ですね。何にでも合うというのがあると便利です。私も北斎漫画から
    取った幾何学模様の博多がそんな感じです。

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  2. バスは、停留所の場所などがややこしくて、あまり乗ることはありませんが、
    うまく利用すると都内見学ができて楽しいですね。

    帯は、白、黒の二種類があれば、なんとかなるでしょうね。
    私は動物柄とか、人形の柄は苦手。
    幾何学模様がいちばん良いですね。
    気に入ったのがあれば、それだけで済むのですが、
    とはいえ、たまには違うのを締めてみたいので、どんどん増えてしまいます。

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