2020年2月6日木曜日

市民カレッジ「金春流能楽講座」最終回

2019年11月からスタートした市民カレッジ「金春流能楽講座」▼でしたが、先日は、最終回となりました。


前回は、みんなで国立能楽堂に金春会定期能の鑑賞▼に行きましたが、今回はいつものように、講師の山井綱雄先生が能楽について熱く語って下さいました。

まずはカナダのモントリオールでの海外公演の時の体験談をされました。
あちらでは会場の空気が日本とはまるで違い、時差ボケも吹っ飛ぶほどの大歓迎を受けたそうです。
最後にはスタンディングオベーションもあり、とても感激された様子でした。
日本では、なかなか拍手もままならない感じですけどね。

また学生時代には、歌舞伎役者の市川染五郎さん(当時)が一学年上の先輩だったそうですが、ちょっとした裏話もされました。

今回は「正尊」という能についての解説がありました。


これは平家物語から由来した能ですが、頼朝方の土佐坊正尊という人が、義経を打ち取りにやってくるお話です。
最後の場面では、弁慶がなぎなたを振り回しての立ち回りもあります。
ビデオ鑑賞もありましたが、弁慶、義経、静御前(子方)がそれぞれ登場して、チャンバラをするのでした。
迫力のあるスカッとするものでした。
起請文を読む場面では、何も書かれていない巻物をすべてを暗記しなくてはならないので、役者さんは緊張するそうです。

なおこの能楽は、流派によって、シテ役が異なるそうです。
観世、宝生、喜多流では正尊がシテとなりますが、金春・金剛流では弁慶がシテとなるということでした。

最終回なので、記念に写真を撮らせていただきました。


左は芸ごとに詳しいS子さんです。
日舞の友だちのSさんに写してもらいました。

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この日の装い。

なんとなく派手な着物を着てみたい気分になって、夕焼け色の紬にしました。


これは先月、世田谷ボロ市の時▼、会場近くにあるリサイクル屋さんで見つけたもの。
この着物と、帯を買って、2枚で3500円でした。

帯は、使用頻度が高い黒にシルバーの幾何学模様帯。


いつも気になるのですが、どうしても背中にシワがよって困ります。
私の背中の幅が狭いのかな。


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