とはいえ、事前予約制で、時間帯も決まっています。
会えるのは1家族1名のみ、時間も15分と制限されています。
ということになったので、昨日、ホームに出向いてきました。
これまでは、建物の敷地外でほんのちょっとだけ会えたのですが、今回は私が建物の中に入り、1階のロビーで会うというシステムになりました。
体温を測定して、手を消毒して待っていました。
そこに車椅子に乗った母が、職員の方に連れられてやってきました。
手づくりのマスクをしていました。
やはり年のせいか、反応が鈍くて、話もあまりできません。
それでも、私が「手を挙げてみて」とか「足を上げてみて」というと、その通りにできました。
母が生まれたのは、大正13年1月で、まだ関東大震災の傷跡が残っていた頃だと思います。
その時から、昭和を経て、戦争を経験して、結婚して家庭を持ち、平成と令和を生き抜いてきました。
その人生の最後がコロナというのは、なんとも可哀想な感じがします。
母が、あとどれくらい生きられるか分かりませんが、あの世に行く時は、せめてマスクを外して、自由に呼吸ができるような世の中になってからにしてもらいたいものです。
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「一日一句」
梅雨時のホームを飾るおりがみの木
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