2020年8月26日水曜日

炎天下の着物

朝晩は少しは涼しさが感じられる今日この頃ですが、それでもまだ昼間は真夏のような暑さですね。今日も東京では34度くらいあったかもしれません。

そんな日の真昼間、地元の公道で、着物姿の人を見かけました。それもお二人です。

「きれいだな~」「素敵だな~」というよりも、「えー、こんな暑い日に大丈夫かしら?」という心配が先に立ってしまいました。

お1人目の方は、40代くらいの女性でしょうか。ちょっと粋な感じで、鮮やかなブルーに、黒のストライプの着物。袖の丈がかなり短くて、仲居さんというか、踊りの先生というか、素人さんではないようにお見受けしました。そして型染の半巾帯をちょっとカッコよく結び、草履に白足袋でパタパタと小走りにして駅に向かっていました。

目を引くようなきれいな色のお着物でしたが、いやー、暑そうでしたね。近くでじっと見たわけではないので、どんな素材の着物か分かりませんが、絽とか紗とかそういう類の夏着物ではなく、単衣っぽい着物でした。いや、発色の良さからすると、ポリ着物だったかしら。

私なら炎天下にそのスタイルで走っていたら、フーフー言って倒れてしまいそうです。

何か事情があって急いでいたのでしょうね。

イメージはこんな感じかな。ちなみにこちらは私が2016年5月に着用していた写真です。今回、私が見かけた着物はもっと派手なブルーでした。

駅まで数分というところで見かけたので、電車でお出かけするところだったのかもしれません。


もうお一人は、やはり駅から数分のところを、ゆったりと歩いていた年配の方でした。
なんと羽織を羽織っていました。その羽織も透けたレースとかではなく、フツーに春先などに羽織る赤っぽいものでした。お着物は藍色の紬っぽいもので、浴衣ではありませんでしたね。羽織とは、ほんとにびっくりしました。

イメージはこんな感じかな。ちなみにこちらは、2016年11月に着用していた写真で袷ですが、まさかいくらなんでも、その方の着ていたのは袷ではなかったでしょうね。

人さまの着るものに対して、あれこれ言うのは野暮とは思いますが、彼女たちが熱中症で倒れないことを祈るばかりでした。

私が夏の昼間に着物を着るときは、行先が下車駅から地下道などを通って直接行けるところで、なおかつホテルとか美術館の冷房が完備されているところに限ります。炎天下を何分も歩いて出かけるのは、無理ですね。

ちなみに自転車で走行していた私は、今日もまた怪しいフードスタイルでした。

フードの中には、アフリカンテイストのヘアバンドをしていました。

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「一日一句」

浴衣すら着る機会なしこの暑さ



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