少し前のことになりますが、世田谷区の集会所で「源氏物語を楽しむ会」22回目を開催しました。もう20回以上も続いているとは、我ながら驚きですね。
今回は、いつもはお仕事と重なりなかなか参加できなかったSさんも久しぶりに参加されて、和気あいあいと過ごしました。
まだまだコロナが収まらないため、集まりの前後には部屋を消毒をしたり、換気したりとなかなか大変です。
今回の源氏物語は、「絵合」という華やかな巻を終了して、「松風」へと進みました。主人公の光源氏は30歳くらいの男ざかり。明石の姫君が3歳くらいの頃のお話です。
光源氏は、六条に、自分の正妻である紫の上を初め、関係した女性を集めて、まとめて住まわせます。
そこは春夏秋冬の町に分かれていて、それぞれに相応しい女性の住まいとなっています。
こちらがその六条院の見取り図です。
それぞれの町にいくつもの部屋があり、お付きの人たちも住まわせていました。
また明石に住んでいる愛人の「明石の方」も呼び寄せるつもりで、彼女に上京するように呼びかけます。
でも地方住まいの彼女が、そんな女性だらけのところに行くのは、さぞ気が引けたことでしょう。
この会では原文を読むのに、文庫本を利用していましたが、老眼が進んでくると、細かい字を読むのは辛くなります。それでKさんは、いつも原文を拡大コピーをして持参しています。
久しぶりに参加されたSさんはキンドルを利用していて、これなら文字も大きくすることができるので、便利とのこと。
実は私もタブレットを利用してみたいと思っていたので、みんなでSさんのタブレットを触らせてもらい、重さや使い勝手などを聞かせてもらいました。
この会では、源氏物語を読むだけでなく、それに関連した話題も豊富です。今回はどういう話の展開か忘れましたが、イギリス王室の人間関係なども話題に上がりました。みなさん、いろいろな知識や情報をお持ちなので、単なる世間話や噂話では得られない貴重な話も伺えます。
学習が終わって、ロビーで休憩。
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