2021年4月15日木曜日

玉川上水を歩く その1(笹塚~新宿)

小学生の頃、社会科の授業で「玉川上水」について習いました。どんな内容だったかは、はっきりとは覚えていませんが、江戸時代に玉川兄弟が江戸に水路を作ったという話でした。そのことが子供心に響いて、長いこと、玉川上水のことが気になっていました。

こちらは図書館から借りてきた児童書です。

私は地図を眺めるのが好きなのですが、先日、たまたま地図を見ていたら、京王線の笹塚あたりにも玉川上水の痕跡があるのが分かりました。

ということで、玉川上水を辿ってみようと思い、お天気の良い日に、まずは電車で笹塚まで行ってみることにしました。

駅を降りて南口に出ると、すぐそばに小さな公園のようなスペースがありました。

八重桜も咲いていました。

そしてそこから南の方にずっと遊歩道が続いていました。

このお花の後ろ側に見える小さな川が、昔の玉川上水の跡地です。

こんな看板もありました。玉川上水の説明が書かれていました。

玉川上水というのは、1653年に完成したそうですが、元は羽村の水を引いてきたのですね。全長43キロ、終点は四谷のあたりです。

機械も電気もない時代の工事は、さぞ大変だったことでしょう。

笹塚の遊歩道は、誰が手入れをしているのか分かりませんが、色とりどりの花が咲いていて、とてもきれいな道でした。

くねくねとした藤棚。


鮮やかなシャクナゲ。


ここにも八重桜が咲いていました。

ハナミズキ。

お花の綺麗な季節で良かったと思いました。

玉川上水の痕跡は、水は流れていなくても、あちこちに橋として残っています。

笹塚橋、五条橋、六条橋、代々幡橋、美寿々橋、他にもたくさん橋が残っていました。

この緑道は、現在は渋谷区や新宿区の公園として管理されています。かつてこの水路を利用していたことが、子供たちにも伝わるといいですね。




水路の跡には、鯉のぼりが上っているところもありました。

緑道の両端に桜が植えられているところもありました。もう少し時期が早かったら、桜が満開だったことでしょう。


初台駅近くにあった寒天専門店さん。珍しいですね。


新宿の高層ビルが見えてきました。


甲州街道に沿って、緑道が続いていました。

ここは西新宿にある文化服装学院です。となりにある博物館は、私の好きなところです。

今回は、いったんここで終了することにしました。

およそ1万歩の探検でした。

≪2021年4月9日≫

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「一日一句」

ハナミズキ 思い繋がる 江戸の水


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