10月28日は、それまでの肌寒くて小雨の日々とは異なり、よく晴れてとても暖かい一日でした。
昼頃に、埼玉に住む娘がやってきました。コロナのため、ずっと会えなかったので、我が家に来たのは2年ぶりくらいでしょうか?
母を見送るためでした。
娘は母とは数年間一緒に住んでいましたし、二人でカナダへ行ったこともあるのです。
一緒に昼ごはんを食べて、久しぶりのおしゃべりを楽しみました。なんとこの半年で10キロほど痩せたようです。それまで太り過ぎで心配していたのですが、よかったです。
そして黒い服に着替えて、火葬場へ向かいました。
ここはお隣の府中市にあります。
22年前には父もここで火葬しましたが、ずいぶんと、きれいになっていました。
その棺には、私が書いた「元気でね」という額を入れました。あの世へ行っても元気で過ごしてほしいという願いです。
また、カナダに住んでいて、来日できない妹との写真も入れてあげました。
そして私が花屋で選んだお供えの花束も、胸の前に置いてあげました。
炉の前でお別れをして、そして焼いてもらいました。
待っている間、お隣りにある多磨霊園のお庭を散歩してきました。
40分ほどで呼ばれました。今は短時間なのですね。
お骨は年の割にはとてもしっかりとしていて、骨壺に入りきれないほどたくさんの量がありました。係の方が、上からギューギューと押していたほどたくさんあったのが意外でした。
母は大昔から、「葬儀は不要」と言っていたので、この火葬のみで終了しました。
骨壷を持っていったん家に戻り、夫と娘と3人で、ビールで献杯しました。
その後は「本日開店」というチラシが新聞に入っていた寿司屋へ行き、夕食としました。
外食をしたなんて、いつ以来のことでしょう。
タッチパネルには、ネタのカロリーやアレルギーなどの表示まであり、びっくり。
美味しくいただきました。
とても暖かい日なので、助かりました。暖かい日を選んでくれて、お母さん、ありがとう。
コロナでずっと会えなかった娘とも会えたし、おいしいお寿司もいただけたのも、母のおかげです。
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一日一句
秋日和 大きく立派な 母の骨
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