「源氏物語を楽しむ会」の会場に行くためには、下高井戸駅から「日大文理学部通り」という商店街を通って行きます。
日大の校章である桜と関連があるのかどうか分かりませんが、この通りは桜が綺麗なところです。
通りには、「日本大学文理学部」という赤い看板が出ています。
今回の「源氏物語を楽しむ会」もまた、「おしゃべりを楽しむ会」となりました。
とはいえ、それは無駄なことではありません。人間におしゃべりは必要です。
昔のことを思い出したり、旅先での出来事を思い出したり、読んだ本のことを思い出したり、疑問に思っていることを解決したり、それらを言葉にして話し合うのは、お口の体操にもなるのです。
この日の物語は、淡い恋心をいだいている若い男女(光源氏の息子と内大臣の娘、二人はいとこ同士)のことを、周囲のおつきの女房などは知っているのに、娘の親は何も知らずにいる、という状況でのお話でした。
二人はまだ12,3歳なので、親としてはまだほんの子供だと思っていたのですが、周囲の人達はそのようには思ってはいなくて、父親は悔しくて情けないと思っているという場面のお話でした。
その中で、「ねび人」という単語が出てきました。
「ねび人」とはどういう人なのでしょうか。どうも年寄りのことを言うようです。よく言えば「年を取って経験豊かな人」という意味でしょうが、今回はあまり良い意味ではなさそうでした。
女房などで口うるさい人たちのことを、ねび人というようでした。
私も、ねび人にならないようにしないといけませんね。
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この日の装い。
チョコレート色のような紬の着物。これは福袋に入っていたので、自分ではこのような色は選ばなかったと思いますが、たまには良いかも。
着物も帯も、どちらも秋のイメージの色なので、せめて帯揚げと帯締めは若草色にして、春らしくしてみました。
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「一日一句」
親心 知らず花咲く いつの世も
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