スクハジ・ライブ

少し前のことになりますが、「お江戸日本橋亭」という和風のホールで、第27回目の「スクハジ」のライブに行ってきました。

スクハジというのは、三味線の技法である「スクイ」と「ハジキ」から由来する女性二人の三味線ユニットの名前です。

このライブにはかなり前から出かけていますが、トークが楽しいのです。

鉄駒さんと鉄八さんというお二人の女性が三味線の演奏をして、その時々によりお唄の方などが助演として参加されます。

演奏曲についての説明がとても分かりやすく、理解できます。

今回はお唄の塩原庭村さんがゲストでした。真面目そうなお顔をして、シャラリとおもしろい話をされていました。とくに歌舞伎役者さんたちの裏話は面白かったですね。

いつもスクハジのお二人で、「ふきよせ」という、曲のメインの部分を少しずつ繋げて演奏されますが、これが好きなのです。

今回は「吾妻八景」「秋の色種」「鶴亀」など、お稽古したことのある曲が繋がって演奏されたので、とても楽しく思いました。

その後は、「勧進帳」と「浦島」の演奏。

勧進帳は私も「瀧流し」の部分は演奏していますが、全部を弾くのは体力・気力そして技術力が必要でしょうね。

庭村さんが、浦島太郎の格好をして登場したのには、笑ってしまいましたが、その後の長唄はさすがに良いお声で朗々と歌っていました。

残念なことに、こちらの日本橋亭は建て直しのため、秋ごろに閉館されるそうです。

国立劇場も建て直しされるし、なんだか残念ですね。

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この日の装い。

着物はだいぶ前に、フリマで購入したもの。

帯は「初屋」さんで購入したもの。辻が花もどきの白い帯です。お太鼓の柄の位置がかなり上にあるので、柄出しが難しい帯です。

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「一日一句」

春三味線　浦島太郎の　ものがたり