京都旅行記の続きです。
「北野をどり」を見てから友人と別れ、地下鉄東山駅で下車して、宿泊地へ向かいました。
この辺りは数年前に訪れたことがありますが、その頃はまだ川巡りはしていなかったので、まさか東山に川が流れているとは思ってみませんでした。
今回の旅行前、ホテルの位置確認のため地図を眺めていたら、なんと東山駅から川が流れているではありませんか。白川という川です。
ということで、地下鉄から地上に出て、ウキウキ気分で川巡り・橋巡りを始めました。
最初は「白川橋」でした。
通りの向こう側の風景も、柳が揺れていて、よい雰囲気でした。
ただ歩くだけなら5分くらいでしょうけれど、私は橋の名前を写したりしながら歩くので、時間はかかってしまいます。
橋の脇には平安神宮へと続く太い道がありますが、川沿いの道は幅が狭く、旅行客はあまり通らないのでしょうか、地元の人が歩いていました。
川のすぐそばまで家が建っています。
次は「石泉院橋(せきせんいんはし)」
この先には、左方向に流れる小さな川の跡もありました。
お次は「堀池橋」
川のすぐ際には、見事な桜が咲いていました。
その先は、ちょっとびっくりした橋がありました。
この一本橋は「もっこ橋」と呼ばれるそうで、産業遺産的な歴史的意義がある橋でした。
明治31年から昭和55年までの間、この界隈には製氷工場があり、その工場で使用する保冷剤のおがくずを干すために、作業員がもっこで担いで運ぶために作られた橋だったので、「もっこ橋」と呼ばれていたそうです。
氷を製造するために、この橋が役立っていたのですね。
かつては貴人しか口にすることができなかった氷が、大衆でも食べられるようになったのは、このもっこ橋のおかげでしょう。
また、かつては琵琶湖疎水から水を引き、水車によって動かす精麦所もあったそうです。
映画のシーンにも登場したことがあるそうです。
もっこ橋は、人が一人通れるくらいしかない幅の橋でした。
この上に立って、写真を撮影していた人もいましたが、私はちょっと怖くて、眺めていただけです。着物で荷物を持っていたので、さすがに渡ることはできませんでした。
この先には小さな堰がありました。
ここで琵琶湖疏水と合流する橋がありました。
「仁王門橋」です。
桜の向こうに、平安神宮の赤い鳥居がちらりと見えてきました。
夕日に染まった博物館と桜。美しい風景でした。
ここまでのルートです。
しばらく眺めて、宿泊地に着きました。
ここは学生が団体で利用するような安いホテルですが、なんと私の部屋にはベッドが3つも置いてありました。もちろん一人で泊まるので、浴衣は1枚だけでしたが。そばには長椅子もあり、それを使えば4人泊まれる部屋でした。
ちょっと一休みして、夜桜見物に出かけることにしました。
この続きはまたね。
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「一日一句」
川を抜け 赤き鳥居と 桜かな
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