もう先月のことになってしまいましたが、「きもの倶楽部」のみなさんとご一緒に、東京都庭園美術館に行ってきました。
これは「きもの倶楽部」の《遠足》というイベントなのですが、コロナ禍や私自身の事情で、ずっと参加することができませんでした。
久しぶりに、着物姿のみなさんと行動できて、嬉しいひとときが過ごせました。
きもの倶楽部のぶちょーさんには、企画や入場予約をしていただき、ありがとうございます。
そうそう、私はシニア料金で入館できました。
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目黒駅から徒歩10分ほどの港区白金台にある東京都庭園美術館は、1933年(昭和8年)に、朝香宮の自宅として建てられました。
朝香宮家は、久邇宮親王の鳩彦(やすひこ)王子が、明治天皇から「朝香宮」という宮号を賜って創設した宮家だそうです。
鳩彦さんはその後、明治天皇の皇女允子(のぶこ)内親王と結婚して、パリで2年半ほど生活していました。
そしてパリから帰国して、この邸宅を建設したそうです。
室内、室外には、あちこちに贅を凝らした工夫がされています。
この邸宅は普段は展覧会場として使用されていますが、今回は建物を公開して、建築の素晴らしさを味あうことがテーマでした。
ということで、邸内は写真撮り放題です。
とにかく広い。
いったい、お部屋はいくつあるのでしょうね。
私はこちらには何回かお邪魔したことがありますが、祝日に出かけたのは初めてでした。
あまりの人気と人混みに圧倒されましたが、少しうんちくを余談としてご紹介させてもらいます。
それは昨年の暮、地元の市民カレッジで「文様」について学ぶ機会がありました。
講師の筧菜奈子先生から、「庭園美術館は主としてフランスの方式が用いられているが、実際に手掛けた宮内省内匠寮が日本の古くからある文様を、邸宅のあちこちに残している」ということを教えていただきました。
フランス風の建物と、和の文様がうまくミックスされていることに注目したいと思います。
それはこちらのようなラジエーターのカバーや、青海波や源氏香などの日本古来のモチーフが使わていました。
サンルームの床面の市松模様は、お洒落ですね。
先生の文様のお話を聞いていたので、ちょっと見逃してしまいそうな小さな模様も、自分の目で確かめることができて、良かったと思いました。
そしてそれぞれ好みの着物を着たきもの倶楽部のメンバーが、お互いに写真を写し合いました。
こんなふうに写真を写していました。
その後、ランチタイムとなりましたが、大人数で入店可能なお店はなかなか見つからなかったのですが、メンバーのSさんオススメのインドネシア料理店に入ることができました。
Sさんはお得意のインドネシア語で、レストランの人にメニューを確認していただき、おかげでいろいろな料理が乗ったランチをいただくことができました。メニューの名前を覚えたつもりでしたが、忘れてしまいました。
私が座ったグループには、タイに長く住んでいた方もいらっしゃったので、南の国のお話なども聞くことが出来ました。
その後は、目黒駅の反対側にある目黒雅叙園に向かうグループと、そこでさよならするグループになりました。
私は一日に2箇所巡りはきついので、帰宅グループになりました。
その後の報告によると、雅叙園でも楽しい時間が持てたようです。
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この日の装い。
かなり暑い日でしたので、セオアルファーにしました。涼しそうな色です。
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