2023年8月31日木曜日

映画「Barbie」

旅行ネタが続いていますが、ちょっと異世界のブログです。

急に思い立って、映画「バービー」を見てきました。

おとぎの世界「バービーランド」に住む定番バービーが、リアルな人間社会にやってきて、いろいろと騒動を起こすコミカルなお話です。

バービーはアメリカで今から65年前に生まれたそうです。ということで私自身は、バービーで遊んだ記憶はありません。当時はミルク飲み人形というので遊んでいました。また、私の娘も人形遊びはバービーではなく、リカちゃん人形だったかと思います。

ですからあまりバービーのことはよく知らない世代なのですが、バービーが世界中の女の子の憧れの的であったことは知っています。

バービーは夢のバービーランドに住み、大統領も最高裁判事も女性、という女性上位社会に暮らしています。

そのバービーが人間のリアル社会にやってきました。そしてさまざまなトラブルに直面します。

ただし、それはバービーという女の子だけの問題ではなく、彼女のボーイフレンドであるケンという金髪男性にも問題が続出して、現代の社会は女でも男でも生きづらい社会であるということを伝えようとしているようでした。

この映画は原爆の映画と合わせて、いろいろと世間を騒がせているようですが、楽しいシーンもたくさんありました。ただし私にはちょっと分かりづらいところもありました。

前にアカデミー賞を受賞した「エブリシング・エブリウェア〜」でも感じたことですが、アメリカ社会はすごくおしゃべり社会で、痛烈な言葉が飛び交います。それは私にはついていけないですね。

また先の映画と同様、母親とその娘というペアの登場も、日本社会とはちょっと異なるようです。その二人がバービーに絡んで、けしかけたり慰めたりするのですが、私にはどうもよく分かりませんでした。

また最後のシーンで、バービーは活動的な服や靴にかえて出かけるのですが、その行き先が婦人科というのも理解に苦しみました。人形のバービーはもちろん病気にはならないのでしょうけれど、どうして婦人科なのかな。まあ、あまり深く考えずに見終わりました。

楽しい場面もたくさんある映画でしたが、アメリカ社会も女性問題がすべて解決しているわけではない、ということを伝えたかったのかしら。

観客はほとんど女性でしたが、たまにおじさんや若い男性もいました。どんな気持ちで見ていたのか、ちょっと尋ねてみたかったですね。

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「一日一句」

生きづらさ 夢の世界も 今の世も

2023年8月30日水曜日

東北九景ツアー(8)弘前城

東北ツアーが長々と続いていますが、掲載する順番を間違えてしまいました。

(7)の世界遺産の環状列石の後は、こちらの(8)の弘前城が続くのでしたが、(9)の十和田湖畔プリンスホテルを先にアップしてしまいました。

どうもすいません!

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さて、鹿角(かづの)市大湯にある世界文化遺産の環状列石に寄った後は、またバスに乗り、今度は青森県まで。弘前城の見学です。

かなり長い距離、バスに乗りました。

今回のツアーは秋田県の旅行支援があるので、宿泊地を秋田県内にしないと支援が受けられないため、このようなややこしいルートになっているのだろうと思います。

つまり日中は岩手県や青森県に寄っても、夜の宿泊は秋田県にするため、なんども同じ道を通って、あちこち寄っているのでしょう。

さてこちらは桜の季節の弘前城ですが、現物ではなく、ポスターです。

35度超えの炎天下では、さすがに青森でも桜は咲いていません。


弘前城のすぐ近くにある「津軽ねぷた村」というところに到着。

りんごの木が植えられていました。私の好きな「サンふじ」です。まだ緑色ですね。

お城の近くには食事を取れる場所がほとんどないということで、この日のランチはねぷた村でお仕着せ料理でした。

「みちのく御膳」という定食でした。

焼き物は、帆立の焼き味噌。


お弁当箱には
しめ鯖のカルパッチョ
厚焼きたまご
長芋の磯辺和え
鶏肉と長ねぎの焼き物
鮫団子
漬物
味噌汁が詰められていました。


広い広い弘前城でした。
ここは無料の弘前公園と、有料のお城の部分に分かれています。

私のお目当ては、本丸や二の丸などの建物ではなく、お城のお堀にある橋めぐりでした。
案内図を頼りに、橋を目指してあちこち歩きました。

くしゃくしゃになった案内図です。


そういえば弘前城内では、橋を探して歩いていたので、いわゆるお城っぽい風景はほとんど写していませんでした。

弘前公園の蓮池に咲いていた蓮の花です。
秋田の千秋公園のハスには負けますが、花そのものは大きくて立派でした。


お城の橋巡りはまた別のブログでご紹介しましょう。

炎天下を歩き疲れて、アイスクリームタイム。


私はりんごアイス(左)にしましたが、夫は唐辛子アイス(右)にしたので、口がひりひりすると、大騒ぎでした。当たり前ですよね。


その後は十和田湖プリンスホテルまでロングドライブ。

十和田湖は秋田県と青森県にまたがる湖です。

途中、発荷峠の展望台から美しい十和田湖の景色が見られました。


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「一日一句」

城めぐり 私の関心 橋めぐり



2023年8月29日火曜日

東北九景ツアー(9)十和田プリンスホテル

東北ツアーの一泊目は秋田ANAホテル、二泊目は田沢湖の宿、そして三泊目は十和田プリンスホテルでした。

十和田湖のすぐ近くに建つ2階建てのホテルでした。

(十和田プリンスホテルのHPより借用)

部屋にはコーヒーミルセットがあり、おしゃれな雰囲気でした。


前泊が古い和洋折衷の宿だったので、こちらは清潔感が溢れていてほっとしました。


レストランの正面が十和田湖です。


こちらのレストランでディナーをいただきました。

前菜、スープ、メインディッシュ、デザートのコース料理を、黒服のスタッフがうやうやしく運んでくれました。
久しぶりにゆっくりといただきました。


夕食後、芝生に出てみました。


湖のすぐ近くまでお散歩。


露天風呂も気持ちよく入れました。

お星さまが、キラキラしていました。

翌朝の食事もきれいに盛り付けられて、豪華でした。
ほんとは、まだまだありましたが、写し損ないました。


食後はバドミントンで遊びました。


バイバイ プリンスホテル。



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「一日一句」

十和田湖の やすらぎ伝わる 夏ホテル


2023年8月28日月曜日

湯島で誕生日祝

今から8年前の8月2日、私の娘が二人目の子供を生みました。

私にとって最初の孫は男の子でしたが、二番目は女の子となりました。

ラッキーなことに、私が産院に到着した直後に孫娘が生まれました。なかなか生まれなかったのですが、私を待っていてくれたのかな?

生まれたてのホヤホヤの新生児を、パパが抱いていた場面です。

この子は夜泣きもせず、良く寝て、育てやすい赤ちゃんだったそうです。

ところが少し大きくなると、とにかく人見知りが激しくなり、何をするにもママでないとダメな子になりました。私など、一度も抱っこをさせてもらったことはなかったほどです。

また髪の毛がなかなか伸びず、ずっと男の子のようでした。

そして言葉が遅くて、全然、おしゃべりも始まりませんでした。

おまけに歩き始めもとても遅くて、いつになったら歩けるようになるのだろうか、と心配したものです。

その孫娘が8歳の誕生日を迎えました。

今ではおしゃまな女の子になりました。

会う時はいつもアクセサリーをジャラジャラつけて、ものすごいおしゃべりです。坂道もさっささっさと駆けるようにしてすごいスピードで歩いています。

変われば変わるものですね。

ばあちゃんの心配は、ことごとく杞憂となりました。

今年の誕生日は、この孫娘、私の娘、そして私の女だけで、お祝いをすることにしました。ミニ女子会ですね。

お互いに旅行土産を交換しました。

また私が若いときに使っていたイヤリングやペンダントをプレゼントしました。

娘が、湯島天神のすぐ近くにあるお店を選んでくれました。

和風アフタヌーンティーを出すお店でした。

三段重ねの手毬寿司、茶碗蒸し、野菜の煮物、チーズフライ、焼き魚などがきれいに盛り付けられていました。

その後にはデザートセットあれこれ。お汁粉、あんみつ、みつ豆、わらび餅などが盛りつけられていました。

孫のお盆には、お誕生日カードと、線香花火がパチパチと点火していました。


飲み物はジュース、コーヒー、抹茶などどれでも一杯を飲み終えれば、何杯おかわりしても自由でした。

孫もよく食べましたね。

この日はどこかでお祭りがあったのか、店内には浴衣姿の若い女性がたくさんいました。

私も夏着物にしようかと思いましたが、フォークダンスの後だったので、仕方なく洋服で出かけました。

孫娘からは「おばあちゃん、着物だと思っていた」と言われてしまいましたが、私の着物を期待していたのかしら。

満腹になった後は、湯島天神へ。

ちょうど上の孫が英検を受験するというので、合格祈願をしてきました。

おしゃまな孫が、このままずっと健やかに成長しますように。

手鏡で、リップクリームの塗り直しをしていました。

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「一日一句」

誕生日 天神様と わらび餅


2023年8月27日日曜日

東北九景ツアー(7) 世界遺産の環状列石

今回のツアーは、東北地方の「9景」を巡るのが目的でした。つまり9つの美しい景色を味わうということです。

今まで巡ってきたのは、

1景 中尊寺

2景 入道岬(男鹿半島)

3景 寒風山(男鹿半島)

4景 田沢湖

と来て、5番目は「環状列石」でした。

はて、あまり聞いたことのない言葉ですね。

環状列石は英語では「ストーンサークル」と言い、石が環状に並んでいる遺跡のことだそうです。世界中のあちこちで見られ、イギリスのストーンサークルは有名ですね。

実はこの環状列石は秋田県に多く存在していて、日本の4割くらいがあるのだそうです。

おまけに2021年には、「北海道・北東北の縄文遺跡群」として、世界文化遺産に登録されたというところでした。

田沢湖近くの大湯というところの環状列石に行きました。

本来なら、その列石の場所まで移動して見学すべきだったのですが、とにかく暑くて外を歩けないくらいでした。しかたなく資料館で縄文土器を鑑賞したのでした。

ここはかなり広範囲なところで、日時計なども作られていました。

縄文時代後期(約4,000年前)にはかなり進んだ文化があったようです。

こちらの顔出しは土板(どはん)ちゃんという石の板のようなものからです。

さてこの後は、今度は青森県の弘前城へ移動しました。

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「一日一句」

縄文の 石が輪になり 世界遺産



2023年8月26日土曜日

東北九景ツアー(6)田沢湖

東北ツアー2日目の続きです。

午後は角館を後にして、今度は田沢湖へ向かいました。

ここはご存知のように日本一深い湖です。

湖には辰子伝説というのがあり、美女が龍の姿になったと言われる「たつこ像」がありました。


コペンハーゲンの人魚姫もそうでしたが、実物を見ると、意外と小さいので驚きました。

田沢湖には遊覧船も走っていました。

逆光なので、うまく写せませんでした。

田沢湖は、このスポット撮影だけ。

周囲にはとくに土産物屋さんもなく、ひっそりとした感じの湖でした。

その後、バスは田沢湖高原というところに向かいました。

途中のお土産屋さんで秋田犬の見物。

とにかく秋田というと、秋田犬となまはげがお土産のベスト2でした。


やはり可愛い顔をしていますね。

この日の宿泊地です。


竿燈の飾りがロビーにありました。

ここは、ホテルと言うか宿屋というか、とにかく古い施設でした。

部屋に入ると、和室に布団が敷かれていたので、びっくり!

夕食はビュッフェ(バイキング)形式でした。いろいろな種類の料理がありましたが、私はあまりこういうのは好きではありませんね。

ただ、このホテルの売り物は、トリックアートでした。

数多くのだまし絵が飾られていて、時間つぶしにはちょうどよかったです。

ここも秋田犬だらけです。


実物を見ると、奥行きがしっかりと見える絵でした。


この子はとくに可愛らしかったので、アップにしました。


翌朝は、早く起きて、ホテルの周囲を散歩。
まだあじさいが咲いていましたよ。


これはムラサキシロツメグサ?


チョロチョロと水が流れていたので、その流れを辿りたいと思いましたが、迷子になると困るので、お散歩は適当に切り上げました。


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「一日一句」
深き水 見つめて立つは たつこ像


2023年8月25日金曜日

東北九景ツアー(5)角館

東北ツアー2日目は、朝から秋田市内から男鹿半島に行き、その後は武家屋敷として有名な角館まで移動しました。

お昼ごろに到着して、まずは腹ごしらえ。

ガイドブックには美味しそうなお店がありましたが、とにかく暑くて歩くのも大変だったので、駐車場近くのお蕎麦屋さんへ。

この町は、うどん屋さん、蕎麦屋さんの多いところです。

赤そば、という蕎麦をいただきましたが、地元の深大寺蕎麦との違いが分かりませんでした。ちょっと硬い感じのお蕎麦でした。

右に見えるのは、蕎麦団子の揚げ物ですが、これは美味しかったです。

そのあとは、普通の人は、武家屋敷に行くのですが、私は川歩き、橋巡りをしました。

この話は、別のブログにしますね。

とにかく信じられないほど暑かったのですが、川沿いから商人街へ。

こちらは現在も続いている醸造所です。


酒粕の良い香りがしました。

こちらはお蔵。
風格がありました。

このあたりの地域は、普通の家や、昔の商家が混在していました。

黒塀がかっこよい。

あまりに暑くて、途中、無料休憩所に入り、テレビ観戦をしました。ちょうど高校野球の甲子園決戦でした。慶應義塾がリードしている場面まで見て、今度は武家屋敷へ。

こちらは道幅も広く、木々も美しいところでした。重厚な格式あるお屋敷が並んでいました。

 

これらの家は、現在も住居として使われているところ、公開しているところ、非公開のところと様々です。

入場できるところもありましたが、とにかく暑いのと、時間までに集合しないとならないので、町を歩いただけで終わってしまいました。

武家屋敷の中に、先ほどの酒蔵の売店がありました。


角館には、着物で訪問したかったのですが、この日は37℃くらいあり、もし着物だったら倒れていたことでしょう。

ここは人力車も利用できたのですが、根性で歩き回りました。

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「一日一句」

秋ならば さぞ美しかろう 角館