東京都立大学牧野標本館の企画展に行ってきました。
「日本の植物分類学の父」牧野富太郎が遺したもの、というタイトルでした。
この牧野標本館は京王線の南大沢駅にある都立大学の構内にあります。
大学の正門からはアーケードを歩いて10分ほどかかるところでした。
屋根付きのアーケードなので、雨でも安心して、間違えずに到着できます。
牧野博士といえば、現在、NHKの朝ドラ「らんまん」の主人公でおなじみの方です。
実は私の地元には牧野博士のお弟子さんである植物の先生がいらっしゃり、6月にはその方の講演会で、牧野博士のお話を聞いていたので、こちらの展示会も是非行ってみたいと思っていたのでした。
ところで牧野博士といえば、東京大学理学部と縁のある方なので、どうして都立大に標本館があるのか、不思議でした。
ちなみに都立大学が現在の場所に移転したのは、1991年のことだったそうです。もう30年以上も経ったのですね。
実は牧野博士は東京都の名誉都民第一号でした。そのため、先生が収集されて、ご自宅に残された約40万の植物標本を、東京都が引き受けることになったのでした。
その標本は未分類だったので、まずは膨大な量の標本を分類して、温度や湿度を最適な状態にして、保存しているそうです。
会場の標本館別館です。
このギャラリーは普通の展覧会場とは異なり、受付もなく、入館者数を数えるために、どんぐりをツボに入れるということでカウントしているのでした。またトイレもない施設で、ちょっと不便といえば不便でした。
会場は、夏休みのせいもあり、子供の来館者も多くいました。
入口には牧野博士のお若いときの写真や年表が展示されていました。
こちらは、何歳くらいの写真でしょうか? 植物に埋もれていますね。
ロビーには、ドラマにも登場したムジナモがありました。
さまざまな標本が展示されていました。
利尻島で採集したボタンキンバイ。
渋谷で採集したハナムグラ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
最近、匿名さんからのコメントが多くなってきました。確認の設定をいたしましたので、ご協力よろしくお願いいたします。
「私はロボットではありません」にチエックを入れてください。
また、スマホでご覧の方は、「ウェブバージョンに表示」とすると、コメントを入力できるような仕組みになっています。by としちゃん