2023年10月18日水曜日

【次太夫堀・六郷用水 7】狛江から野川へ

このところ、外歩きにちょうどよい季節となりました。猛烈な暑さは姿を消し、寒風も吹かず、快適な毎日です。

ということで今回は狛江市の用水跡めぐりをしてみました。

狛江市は東京の南部にあり、多摩川の沿岸にある小さな市です。

今回はシルバーパスを利用して出かけてみました。

まずは狛江市役所に行きました。

こちらで地図を貰う予定でしたが、無料配布の地図はA3用紙に簡単にプリントしたものだけでした。さすがにそれでは役に立たないので、もう少し大きくてちゃんとした地図が欲しいというと、それは有料になるとのこと。やはり小さな市はお金のやりくりが大変なのでしょうか。

ただしこの有料地図も番地や市の施設などは記入してありましたが、私の欲しい情報はありませんでした。

それなら上の階の教育委員会へ行って下さいと言われたので、そこで歴史マップや川の情報を知りたいと伝えると、こちらの冊子を出してくれました。

これは役に立ちそうです。


こちらの「水の記憶を訪ねて」は、昭和の歴史が残っていて、よい記録のようです。


ということで冊子を手にして、狛江市役所を後にしました。
その後は、以前訪れたことのある小田急線狛江駅前にある駄倉橋跡を再訪しました。


かつて六郷用水に架かっていた駄倉橋の親柱です。
この辺りは昭和40年に埋め立てられたという説明がありました。

狛江駅周辺はバスのロータリーになっていますが、道がカーブしていたり、用水跡らしい感じのするところです。

この先は狛江通りをまっすぐ歩きました。

普通のアパートの一角にあった石にはなんと「駄倉」と彫られていました。駄倉橋の名残を見た後だったので、橋に関係するものかとも思いましたが、このあたりは昔は駄倉地区と言われていたので、その関係のものでしょうか。


そばには丸い石がありました。「吾唯知足」とかいう有名なものですよね。


そしてこんな像も放置されていました。
私は一瞬、小泉次太夫さんかとも思いましたが、まさか?1メートルくらいある大きな像でしたよ。

そして狛江三叉路で世田谷通りに出ました。

渋谷まで12キロという標識がありましたが、マラソンランナーならあっという間に到着ですね。

この先は一の橋、二の橋を目指しました。

途中、岩戸地域センターの近くで古めかしい石碑を発見しました。「石橋供養塔」と書いてあるのでしょうか。江戸時代後期に岩戸地域の人たちによって建てられたもののようです。これは道しるべにもなっていたそうです。

いろいろ古いものが道端に置かれている地域です。


古いものが残っていると嬉しくなりますね。

道端につながる草木はかつては用水だったところでしょうか。

一の橋のバス停です。現在は橋の姿はありません。

こちらが二の橋の信号です。

大きなゴリラで有名な眼鏡屋さんが見えました。

この辺りはバスでよく通るところです。

少し歩くと小田急線の喜多見駅入口になりますが、その近くにくら寿司がありました。その右側に、滝下橋緑道を発見。今回の目的はこの緑道でした。


入口はちょっと薄暗くて怪しい感じもしましたが、どんどん入ってみました。


人通りはありませんでした。


途中、子供向きの遊具がありました。でも子供の姿は見えず。

この緑道を歩くと、野川にたどり着くというので、日傘を差しながらこの緑道を歩きました。

このあたりは道が舗装されていました。


どんどん歩いていきました。途中で、緑道の入口に橋の欄干らしきものがあったのを思い出して戻ろうかと思いましたが、自転車の少年がいたりして、なんだか面倒になり諦めました。残念でした。


地図が南北逆で、わかりにくいですね。

人はほとんど通らず、たまにカップルやランニングをする青年が通るだけでした。300メートルくらいの距離でしょうか。

少し歩くと野川に着きました。川の向こう側の土地が崖のようになっているのが分かりますね。成城学園から下ってくるとこのあたりになります。


向こうに見えるのは中之橋。


反対側に見えるのは雁追橋です。


まずは雁追橋を渡りました。

車も通る、結構立派な橋でした。

橋の上から川下を眺めた風景です。のどかですね。


野川の標識。

このあたりは2021年5月に、野川を歩いていて、来たことがある場所です。2年半ぶりの再会でした。

懐かしいバス停。


バスの到着まで時間があったので、中之橋に戻りました。


向こうには京王線が走っていました。

バス停まで歩いてもバスも来ないのでまた歩いて、結局二の橋まで歩いてしまいました。夏だったら絶対に無理な距離でしたね。

二の橋のバス停近くにあった標識。

ちょっと気になりましたが、お腹がぺこぺこになったので、バスで戻ることにしました。

 今日のルート。

出会った橋は、駄倉橋跡、中之橋、雁追橋。おまけは一の橋、二の橋の信号。

ピンクのラインはバスです。

水色のラインが歩いたところ。

なんだかんだで12,000歩くらいになりました。

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「一日一句」

晴れた空 緑道抜けて 川に逢ふ


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