2024年1月1日月曜日

【玉川上水 33】玉川兄弟の墓参り

2024年 あけましておめでとうございます。

昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。


新年早々、なんですが、昨年の暮れには玉川兄弟のお墓参りをしてきました。

少し前にfacebook友達が、「玉川兄弟のお墓があるお寺に出かけた」という記事をアップされていたので、興味がありました。

そのお寺は聖徳寺といって台東区の上野と浅草の中間辺りにあります。

昨年の暮れに、シルバーパスを利用して、大江戸線の新御徒町駅で下車しました。


道を歩いていると、正面にはスカイツリーがすくっと立っていました。

正門の脇に石碑があったので、すぐに分かりました。《水の恩人》と書かれていました。


二人の墓は、東京都指定旧跡になっています。

東京都教育委員会による、いわれも書かれていました。羽村から四谷大木戸に至る43キロの工事に関わったという説明がありました。

この上水はその後、拡大されて江戸城内、四谷、麹町、赤坂、芝、京橋方面に及びました。

玉川兄弟はこの功績により「玉川」という姓を賜り、帯刀も許されました。

兄は元禄8年(1659年)、弟は翌年の元禄9年に亡くなりました。

明治44年(1911年)、政府は兄弟に従五位を追贈したそうです。

中に入ると、すぐ左手にお墓がありました。

向かって右側のお墓が兄の庄右衛門、左のお墓が弟の清右衛門です。


こちらのお墓は関東大震災後の昭和12年(1937年)に新たに作られたものだそうですが、それでも90年近く経っています。


これまで多くの方がこのお墓を守って来たのだろうと思います。

360年前の偉業をたたえて、私もご挨拶してきました。

このあたりは、明暦の振袖火事の後で多くのお寺が越してきた寺町で、浅草通りは仏具屋さんだらけでした。


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この日の装い。

藍色の紬。着物を着始めて、すぐいただいたものです。


帯は、先日の銀座きもの大市で見つけた1000円帯。

自作の帯締めは紫色と水色、茶色、白の組み合わせですが、写真だと色が飛んで見えま

すね。

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「一日一句」

墓前にて 兄弟偲ぶ 寒き朝



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