先日、銀座のギャラリーまで出かけてきました。
「王朝継ぎ紙研究会」の皆さんによる作品展でした。
今回のタイトルは「紫式部 夢幻の世界」。今年は大河ドラマ「光る君へ」が放送中ということもあり、源氏ブームなので、良いタイミングですね。
紫式部が書いた「源氏物語」の中でも、「須磨」や「梅枝」の巻では、登場人物が紙を継いでいた場面が描かれています。
先日はNHKの「歴史探偵」で継ぎ紙が紹介されたこともあり、たくさんの方が来場されていました。
継ぎ紙とは紙を接ぎ合わせて作るものですが、その紙に金銀の箔をまぶしたり、絵の具で文様を描いたりと、さまざまな技法で加工します。そして紙をちぎったり、切ったり、破ったりして貼り付ける優雅な工作です。その紙に優雅な和歌を書き加えているものもあります。
こちらの研究会の歴史は古く、源氏千年紀の2008年には源氏物語54帖のそれぞれの場面を、継ぎ紙で制作されていました。そのときの作品も展示されていました。
今年はそれとは別に「紫式部 夢幻の世界」の作品も新たに制作されていました。
会場は撮影禁止でしたので、会場の看板写真しかありませんが、こちらの「王朝継ぎ紙研究会」▼のリンクを張っておきます。
また以前、私が継ぎ紙にトライしたときの様子は、こちら▼でご覧いただけます。
それでも着物で出かけるような快適な気温には下がらず、ちょっと残念でしたね。
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