今回の夏季集中フィールドワークは、西立川にある施設で行われました。
西立川駅というと昭和記念公園の下車駅として思い出されますが、それは北口。南口は普通の住宅街でした。
住宅街を抜けたところに、広い敷地がありました。「東京都農林水産振興財団」です。農業関係のさまざまな団体が入っていました。。ここはかつて東京都農業試験場があったところだそうです。
この日はかなりハードな内容でした。
9時頃、財団のホールに集合して、午前中はいろいろな講義を聴きました。
東京の農業の現状は、耕地面積や生産額では全国47位だそうですが、それでも東京ブランドを活かした農産物(東京ウド、小松菜、奥多摩わさびなど)がいろいろとあり、またブルーベリーの生産量は日本一だとか、意外なことが分かりました。
ものすごくたくさんの資料をいただきましたが、はっきり言ってゴチャゴチャして見づらかったですね。いろんな情報を盛り込み過ぎです。
休憩時間にはビルの中をうろうろしました。水槽には奥多摩のイワナが泳いでいました。
こちらは新しい品種のお花。いろいろな品種を掛け合わせて作り出したのだそうです。
農家の数は年々減少していて、現在は1万戸を切っているそうです。また農業従事者の高齢化が問題になっていました。これは全国的な問題でしょうけれど。
現在、東京都ではいろいろな支援策や、農業体験システム、デジタル技術の導入、学校給食での東京産の農産物利用などを推進していて、いろいろと変ってきていると感じました。
午後はビニールハウスやなす畑、ブドウハウスなどを見学しました。ただし暑くてたまりませんでした。特にビニールハウスの中はすごい高温になり、ふらふらになってしまいました。
ビニールハウスもパソコンで遠隔操作ができるようになっていたりしました。
4500万円と聞いて、これでは零細農家では購入できないと思いました。こちらはブドウ畑で説明を受けているところです。この広いところに、一本の木からブドウの枝が広がっているそうです。
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