私の旧姓は「小川」というのですが、そのためか、「小川」と名のつくものにはちょっと興味があります。それで先日は小平の「小川寺」(しょうせんじ)というところに行ってみました。
ここは江戸時代に小川新田が開拓された場所のお寺なのですが、行き方を調べてみると、どこの駅からも遠い。この炎天下に外を20分も歩くのは嫌なので、あれこれ探してみると、立川駅からバスが出ていました。「武蔵野美術大学」」行きです。そこの終点から3分ほどで小川寺へ行けるというので、まずは立川へ。
最近、立川駅とか国分寺駅とかをよく利用していますが、いまだに間違えてしまいます。
さてバスの終点。キョウチクトウの並木道がとてもきれいでした。後ろは武蔵美です。
そこから美大通りを北へ進むと、大きなお寺の長い塀が見えました。
これが小川寺でした。明暦年間(1655年~1658年)に作られました。
ここは江戸時代に、現在・武蔵村山の名主・小川九郎兵衛さんが作った開拓地です。青梅街道に面していました。
このあたりの地割図です。みごとに細長く揃っていますね。羊羹のようです。
境内はとてもきれいに整備されていました。九郎兵衛さんのお墓もあるそうです。
こちらは1686年(貞享2年)、九郎兵衛さんの18回忌に、村人たちが寄付をして作った梵鐘です。大きくて立派でした。
道路の向かい側には小平神明宮という神社がありました。
1661年(寛文元年)に作られたそうですが、小川村の鎮守でした。殿が谷村(現・瑞穂町)の阿豆佐味天神社から分祀されたそうです。
この鳥居から100㍍ほど長い参道が続いていました。武蔵野特徴といえるけやき、えのきなどが生えていて、境内は涼しかったです。
お隣は幼稚園でした。昭和39年に創立されたそうです。
境内にはこんな小川が流れていましたが、小川用水の分水なのでしょうか。
この日も暑かったので、長時間歩くのは止めて、また武蔵野美大のバスターミナルに戻りました。
立川に戻るバスが発車してしまった直後だったので、今度は国分寺行きのバスに乗りました。
あちこち知らない場所や、知っている場所を通りました。
終点の国分寺駅では、駅ビルの丸井に入って、そこの武蔵野茶房(?)でかき氷にありつけました。
ここはお茶の専門店のためか、宇治金時の抹茶がものすごく濃くて、苦すぎました。もう少し甘味が欲しかったかな。