9月20日に行われたシリーズ4回目はいまや書店に行けばこの人の本なら必ず見つかるという著名人の池谷裕二さんがナビゲーター。
彼の本業は薬学ということで、薬の話が担当になったのだろうが、「くすり」を「ヤク」と読ませたりして、かなり乗っていたようだ。
そしてゲストも新聞などのコメンテーターとして有名な香山リカさん。今回は本来の精神科医ということで登場。ご自身で「私は今回はイロモノでいいのでしょ」というくらいソツがない。
エッセイや読書案内もたくさん書いている人ってどんな人、という好奇心で病院に来る患者さんもいるそうだが、そのときは普通の医者として対応するので、それじゃあつまらない、という患者もいるそうだ。
それにロハスで有名な雑誌編集長と、民族の研究にも詳しい医学博士がゲストだった。
それにしてもこのトークでは、毎回、毎回、たくさんの著名人を集めてくるものだ。
不平を言わせてもらえば、会場がすごく寒くて、壇上の香山さんも休憩後にはカーディガンを羽織って登場した始末。
こういうところは男の客が多いのだけど、もう少し冷房には気を払ってもらいたい。
肝心の内容なのだが、アルツハイマーやうつ病に役立ちそうな薬も研究されているようだが、その安全性と情報の取り扱いには注意が必要とのこと。
また脳内にあるドーパミンなどの化学物質の説明もあった。
脳って、本来は物質でできているのに、心の問題があるので、なんだかそこだけ治外分権のようになって、分かりにくくしているのだろう、とは思うが、脳はあっさりと物質でできている、と断言されるのもチト残念でもある。
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