2008年4月14日月曜日

パズル こだわり編



これからの文は3年くらい前に研究室のホームページに書いたもの。

といっても、研究用でもなんでもありません。
単なるお遊びです。

私って、本当は「パズルおたく」なんです。
パズルについては、ひとことあります。

それで私の人生の中で、パズルとの関わりを書いてみました。

でもそのホームページがサーバーダウンのために見られないで、こちらに引越ししてきました。

だから今の私の頭の中の考えとはちょっと違うかもしれない。

でも、たいして成長していないから、そのまま載せてみました。

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<どうして私がパズルにこだわるのかって?>

それはこれを読んでいる人がパズルをしたことがあるか、否かによって答えが変わってくる。

一度でもパズルをした経験がある人なら、その楽しみをご存知だろう。

何百とあるピースの中からたった一つを探し出し、それがぴったりと当てはまったときの喜び!

ああ、探していたのはこれだったのだ!

この感覚は茂木健一郎先生のいうところの「アハ体験」に通じるものがあるだろうか。

あの脳トレーニングで有名な川島隆太先生もパズルの効能を認めていらっしゃる。

私も川島先生監修のパズルを買ってしまった。
そのパズルは20ピースほどだが、夏目漱石の猫とか、三四郎の文章が書かれているのだが、パズルをするだけではなく、完成した文章を声をあげて読むというのが売り物らしい。
そして完成までに費やした時間をノートに記入するというのが脳の活性化に役立つそうだ。

どうも斎藤孝先生の『声に出して読む日本語」との変形のようだが。
ただ、パズルおたくの私にとっては川島先生のパズルはあまりにも易しすぎて、すぐに飽きてしまった。


<コンピュータがパズルをすると?>

さて、もしコンピュータにパズルをさせたらどうだろう?

それが1000ピースの場合だったとする。
コンピュータはあるひとつの個所のピースを探し出すのに、

 「この角度に当てはまるものを探せ」
 「この色と同じものを探せ」
 「この大きさと当てはまるものを探せ」

という命令を下さないと動かない。

たとえばそのピースの形が四角だとすると、上下左右ひとつづつにその線の長さやカーブの具合を、YESかNOかで判断して、何万通りの組み合わせの中から選ぶに違いない。

つまり最初の1個の隣のピースを見つけ出すには、まず色で分けて、形で分けてそしてそれが合致するいくつかのピースのなかから選ぶのであろう。

それが人間の頭ではどうか?

もちろん、そのピースにふさわしい色や形は前もって選別しておかないとならない。

ところがそうでない場合でも見つかることがあるのだ。

たとえば、別のピースを探していたとしよう。ところがそこにある別の個所に相応しいピースが目に入ったとする。
すると、頭の中で「この色、この形はどこかでたしか見たことがある」・・・・と0コンマ1秒ほどの思考が働き、手は自然にその個所へ飛んでいる。そうすると、なんと一発でぴったりと入ることがあるのだ。

なんという人間の頭のよさ!

これを楽しいと言わずして、何が楽しいのだろう?


<確率だけではない何か>

1000ピースの場合、計算上で言えば、はじめのひとピースを探し出すには、1000分の1の確率、つまり 0.1%が最初の確率である。

次の1個は999分の1の確率、というようにだんだんカーブを描いて確率は高くなっていく、というのが机上の計算だ。

ところが人間がする場合は、それだけではない。

つまり、ある場合、突然に見つけ出すということがあるのだ。

500個まで完成したときの、次の1個を見つけ出す確率は500分の1、つまり2パーセントではなく、 100パーセントのことがある。

それは、それまでパズルを見つづけていた脳が、「ああ、この場所にはこのような色でこのような形のピースが当てはまるのだな」と知らず知らずに記憶しているのだ。
そしてその記憶とぴったんこあったピースを、さっと見つけ出す機能が脳の機能にある。

・・・・と述べるといかにも科学論文のようだが、それはこれまでこの私が何回も体験してきたことだ。

ぴったりと隙間に入ったピースを人差し指でなでなでする時の快感!

脳科学ではこの快感ををどのように説明しているのか、教えていただきたい。

では、これからは今まで楽しんできたパズルを時代を追って話してみよう。

(次回のお楽しみ)



こういう写真を見ると、ついついこれがパズルだったらな~と思ってしまう私なのです。



 

1 件のコメント:

  1. 匿名4/14/2008

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