2008年6月7日土曜日

ショック!!


私の趣味は、何を隠そう、新聞の死亡欄を見ることなの。

ちょっと悪趣味かもしれないけれど、お亡くなりになった人を偲ぶことにもなるので、新聞を開くと必ず、読むことにしています。

そして今朝の新聞。


なんと、あの氷室冴子さんがお亡くなりになったのです。
まだ51歳という若さでした。

最近、あまり新刊を出していないとは思っていたのですが、肺がんだったとは。

氷室さんは一言で言えば、ジュニア小説の大家、とでもいうのでしょうか。
きれいな表紙の本をたくさん書いていらっしゃいました。

しかし彼女の小説は充分に大人の読み手も満足させるものでした。


私が氷室さんの小説を読み出したのは、いつごろのことだったかしら、30代だったと思う。

一番好きだったのが、「ざ・ちぇんじ」でした。
これは古典の「とりかへばや」物語をアレンジしたもので、男の子と女の子が入れ替わってしまうお話。
この小説を読んで、古典に興味が湧いた、といっても言い過ぎではないほど、面白い本でした。

それから「いもうと物語」とか「なんてすてきにジャパネスク」とか「銀の海金の大地」とかいう長編小説(たぶん10巻くらいあった)もむさぼるように読んだものでした。

夢と希望がたくさん盛り込まれた小説だったと思います。


それにしてもショックでした。

昔、「ゆっくり東京女子マラソン」を書いた干刈あがたさんがお亡くなりになった時、以来のショックです。

もう氷室さんの新しい本は読めないんですね。

彼女を偲ぶためにももう一度読んでみたいと思いました。

ご冥福をお祈りします。

4 件のコメント:

  1. 匿名6/07/2008

    おお、としちゃんさんからのブログでこの訃報を知り、大あわてでニュースを確認してしまいました。私もショックです。銀の海 金の大地シリーズの続きがもう読めないなんて、あー、あの続きが出ないか、待っていたのに。なんてこと!
    ジャパネスクやちぇんじも面白かったですね。96年ごろから急に新作が途絶えたので、どうしたのかなーとは思ってました。惜しい方を・・・とても残念です。

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  2. まぁ、たかぽんさんも氷室ファンだったんですね。(ちょっと意外でしたけれど。)
    でも本当にショックなんですよ。
    一時、彼女のものを全部制覇しようと思ったのですが、たくさんありすぎて、全部は読めませんでした。
    ちぇんじ、本当に面白かったな。
    彼女は北海道生まれなんですよね。
    透明感のある文章、大好きでした~。
    写真はなんだか宮部みゆきのようなお顔をいていましたけれど、「冴子」という名前、大好きでした。

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  3. 匿名6/07/2008

    「なんて素敵にジャパネスク」は、娘の部屋にあります。私は読んだことがなくて、コミックだと思っていました。氷室冴子という名前はよく知っていたので、朝刊を見て、ビックリしましたね。
    干刈あがたさんのときも、驚きました。森瑤子さんも、ショックでしたね。最近では、哲学者の池田晶子さん。
    若い方というか、活躍中だとばかり思っていた方が病気で亡くなるのは、ホントにショックですね。

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  4. まったくね、優秀な人、それも女性がお亡くなりになると、本当に淋しい想いがしますね。
    森瑤子さんのときも驚きましたね。
    あまり老いぼれてまで生きたくはありませんけれど、「まだ生きていたの?」なんて、言われたくないな。
    マサさん、氷室さんの本、読んでみてくださいね。

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