2009年8月20日木曜日

「石川五右衛門」

恒例の新橋演舞場、今回は海老蔵の「石川五右衛門」を見てきました。


でも朝からドジで、なんと切符を持たずに出かけてしまい、電車に乗って気がついて、慌てて家に戻ったのよ。そして切符を手にして、また電車に乗りました。
どうしても見たかったんですもの。何とか間にあって良かったわ。

海老さまの五右衛門は、それはそれはかっこいい五右衛門でしたよ。
あの大きな目に隈どりをして見栄を切るところなんぞ、ほれぼれするくらいでした。

奇想天外なストーリーで、なんと太閤秀吉と五右衛門が実は親子だったというの。
おまけに秀吉の側室の茶々さんと五右衛門ができてしまって、茶々の子供は実は五右衛門の子供だったというようなお話。面白いでしょ。

舞台装置はとても大がかりで、海老さまの宙づりもあります。
金の鯱鉾との合戦もあって、面白かったわ。
南禅寺の門の上に乗って、「絶景かな、絶景かな」というところなど、これぞ歌舞伎の醍醐味という感じでした。

それに何と言っても見ものは、団十郎との親子競演。
団十郎は秀吉の役だったけれど、お芝居の中でも親子という設定なので興味深いわよね。

七之助が茶々をやっていたけれど、可憐でとても可愛かったわ。


途中の休憩のときに、近くのスタバに行ったのだけど、そこから戻ってくるときに、なんと第一部に出演していた右近さんと会ってしまいました。

真っ白なワイシャツに黒のズボン。
きりっとしていてかっこよかったですよ。

でもね、右近さんは声がいまいちなので、それほど好みではないのですが。

◆◆◆◆◆◆


お芝居の後、ついでに築地本願寺まで行ってきました。

というのも、京都で東西の両方の本願寺にお参りしたので、東京の本願寺にも行ってみようかと思ったわけ。


ここはインド風の建築物で、これが同じ本願寺とは思えないほどでした。


ステンドグラス風の扉もあって、異国情緒な感じでしたね。


どういうわけか、階段のわきに大きなゾウがいたの。ゾウが守り神なのかしらね?

石川五右衛門とゾウさんを見て、良い気分になって帰宅したのでした。

6 件のコメント:

  1. 最近の歌舞伎はなかなか凝っていますよね。
    もともとが大衆芸能ですから、面白い出し物を考えるというのが本筋なのでしょうね。

    築地の本願寺はお寺という感じがしないですよね。
    お寺という感覚で行くと、ちょっと意外です。

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  2. 諏訪ッチさん、こんばんは。
    このお芝居は、漫画の「金田一少年の事件簿」の原作者の人が作っているらしいのよ。それで漫画チックなところもあるのかもしれません。
    築地の本願寺は日本ではないみたいでした。どうしてこういうスタイルにしたのか、不明。宗教って意外と型破りなところがあるのかもしれませんね。

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  3. 奇抜なストーリーが面白いですね。
    歌舞伎はまだ見た事ありませんが、生演技が間近で
    見られていいのでしょうね。

    築地本願寺は数年前に行きましたが、建物が変わって
    いるのだけ覚えていました。像さんは気付きませんでしたが・・・。

    南禅寺の門の上からの眺めは本当に絶景ですね。
    一昨年の10月に行った時、そう思いました。

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  4. まーさん、こんばんは。
    歌舞伎は歴史上の史実と作者の想像力がMIXしているので、楽しいし、お勉強にもなりますね。
    本願寺は、日本のお寺らしくないですよね。どうしてこういうインド風に作ったのでしょうね。
    南禅寺は修学旅行の時に行ったような気もするのですが、どんな門だか忘れてしまいましたが、そうです、やはり大きくて絶景だったんですねー。

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  5. こんばんは。昔、白い象は仏様のお使いであり、良い事が起こる前に姿を現すと言われていたそうです。お釈迦様のお母様が白い象をご覧になった後に御懐妊された事で、お釈迦様と白い象は深い結びつきがあるそうです。子供の幼稚園にも白い象さんがいます。

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  6. 日々是写真日和さん、そうなんですか、白い象は縁起がいいんですね。この象は結構大きかったですよ。でも階段のわきに置いてあったのが、おかしかったので、つい写真に撮ってしまいましたが、そういう深いわけがあったとは、勉強になりました。

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