2010年11月29日月曜日

菊の帯を締めて

さて、菊の花の絵が描かれている素敵な帯を締めて出かけたところは、「山本亭」というところ。

こちらがその入場券です。

和服姿のお嬢様が椅子に座っているところ。可愛いでしょ。


実は、ある着物好きな人のブログに、山本亭で手描き友禅の展覧会を見学されたことが書いてあり、それで私も興味を持って出かけてみました。

山本亭は葛飾区柴又にあります。
お隣は千葉県や埼玉県という東京では東北の位置ですね。

外観はこんなおうちです。
これはホームページから拝借しましたが、この写真を見て菊が咲いているので、菊の帯にしようと思ったのでした。


ここはカメラの部品工場の社長さんだった山本栄之助さんという人がかつて住んでいたおうちで、今は葛飾区が管理しているところでした。関東大震災後に建てられた大正ロマンと昭和レトロの雰囲気のあるおうちでした。

和洋折衷の建築で、和室が6部屋あり、とても広々としています。


すっきりとしたたたずまいのおうちですね。


こちらの玄関にはなんと人力車が置いてありました。お嬢様がお出かけのときは、この人力車でお出かけしたのかしらね?
ここにも菊が飾られていました。


応接間には大理石のマントルピースやステンドグラスがありました。


このソファの感じ、いいですよね。


「ハイカラさんが通る」の漫画を思い出しました。


お庭もとてもすてきで真っ赤に紅葉した紅葉や、菊が咲いていました。


池もあり、また離れにはお茶室もありました。


お庭を眺めながらお抹茶もいただけます。

この日はお琴の演奏会もありました。

そうそう、柴又というと、「フーテンの寅さん」で有名ですよね。
そこのすぐ近くです。

明日は柴又帝釈天のほうをご案内しましょう。

4 件のコメント:

  1. 「山本邸」じゃなく、「山本亭」にしたのは、なにか訳があるんでしょうか?一瞬、料亭かと思いました(笑)
    「大正ロマンと昭和レトロの雰囲気のあるおうち」って、惹かれます。どなたかが住んでいた邸宅を見るのって、大好きなんですよね。入場料100円も嬉しいですね。
    同じ柴又でも、寅さんとは、だいぶイメージが違いますね。
    私も、今度行ってみよっと。

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  2. さすが、言葉にこだわりのあるマサさんの感想だわ。そうね、邸じゃなくて亭にしたのは、何か意味があったのでしょうね。このおうち、門だけでも立派なんですよ。その中に門番さんのお部屋もあるのよ。人力車を引く人などが使っていたようです。
    ほんと、寅さんの近くにこういうところがあったのは驚きだったわ。

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  3. お久し振りです(笑)
    バタバタしてました。。。

    こんなお家でのんびりお庭を眺めていたいなぁ~
    それにしても入場料安すぎません??
    東京に行く機会があればこんな所も行って見たいわ。

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  4. さとさん、いろいろお疲れ様です。12月はなんとなく気ぜわしいわね。
    入場料安いでしょ。区が運営しているからだと思うの。文京区にある岩崎邸とか駒場にある前田邸とか、昔の人のおうちを開放してある所はいいですよね。ゆったりとした気分になれるわ。

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