先日、ある三味線の発表会に行ってきました。
小さなグループですが、年に2回、お客さんの前でお稽古の成果を発表をしているそうです。
私がこれまで見てきた三味線発表会というと、みんな黒の紋付に白い帯という第一礼装をして、国立劇場や三越劇場などの有名なところでのすごく立派な演奏会が多かったのですけれど、こちらのグループでは地元の会場で、それぞれ好きな衣装で椅子に腰かけて演奏していました。
演奏が始まる前に、先生が曲の紹介を詳しくしてくれました。
作曲者の氏名、その年代、その時の将軍(江戸時代の曲だからね)、筋書き、聴きどころなど説明してから演奏になりました。
とくに十代目杵屋六左衛門という作曲者は寛政12年(1800年)に生まれた人で、天保のころに活躍したそうです。亡くなったのは安政5年(1858年)、コレラにかかって亡くなったのだとか。
「長唄中興の祖」と言われる方だそうで、今でも演奏される有名な「浦島」とか「五郎」などの曲をたくさん作ったそうです。
こういう説明があってから長唄三味線を聞くと、200年前から続いている伝統を感じますね。
江戸時代の人も同じ曲を弾いたり歌ったりしたのだと思うと、ちょっと感慨にふけりますね。
私もお稽古をした「小鍛冶」や「松の緑」という曲も演奏されたので、親しみを感じました。
三味線のお稽古 ジイには難しそうですね。
返信削除5本線のギターなら弾けるんだけど、三味線はガイドが無いから 押さえる場所が???ですね。
ハッセルぶらっとさんはギターでどんな曲を弾いていたのかしら? 「禁じられた遊び」とか?
返信削除三味線は「勘所」という場所があるんですけれど、音が上下するときは難しいですね。なかなかちゃんとした場所にぴたっといかないのですよ。